米Xilinx社は,情報系車内LANインタフェース規格「MOST」に対応したFPGAを発表し,米国デトロイトで2006年10月15~17日に開催された自動車エレクトロニクス関連のカンファレンス「Convergence 2006」で展示した。展示会場では,今回のFPGAを使って構成した2つのノード(CDプレーヤーとスピーカー)をMOSTに接続し,音楽データを流すデモンストレーションを見せていた。
ついに車載PCの自作も可能になった。自動車に搭載して使用できるSUMICOMブランドのi855GME/ICH4チップセット搭載Pentium M/Celeron M対応PC自作キット2モデルが発売になったもので、オリオスペックでの実売価格はファンレスモデル「SUMICOM S625FC」が44,800円、ファン搭載モデル「SUMICOM S625C」が43,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 ●従来品の電源仕様を変更 両モデルは2004年に登場した5インチベイサイズの小型PC自作キット「SUMICOM S625F」「SUMICOM S625」の電源仕様などを変更したもので、DC入力(10〜16V)を電源として使用できるのが特徴。同梱されている配線図に従ってPC側の電源ケーブルを自動車側のバッテリーやイグニッションキーと接続すれば、車載PCとして使うことが可能だ。 B
「クルマは最先端の半導体を使うことになる」――。 2006年9月7~8日に開催されている「2006 東京国際デジタル会議」(日経BP社の日経ビジネスと日経エレクトロニクスが共催)で登壇した日産自動車 執行役員 総合研究所長の久村春芳氏は,「クルマのIT化はここまで進む」とのテーマで講演を行った。 自動車分野は今後,ITSとIT分野でますますデジタル化が進展するとし,「これまでクルマに採用する半導体は,民生機器で利用された古いものとの認識があるが,2015年ころにはクルマで最先端の半導体を使っているはず」との見解を示した。 具体的にはITSの分野は,交通事故防止に向けた取り組みを重点的に進めていくという。これまで自動車単体で進めていた安全性の確保だけでなく,歩行者や交差点の死角にいる車両など運転者から見えない相手への対応を強化するため,無線通信を使ったインフラ協調型の安全システムが必要になる
日産自動車は2006年9月5日、パワートレーンの騒音・振動解析をはじめバーチャル開発の取り組みについて、エムエスシーソフトウェアの「Virtual Produce Dvelopment Conference 2006」で発表した。
日本アイ・ビー・エム(以下,日本IBM)は,東京基礎研究所(神奈川県大和市)内に,「IBMオートモーティブ・イノベーション・センター(IBM Automotive Innovation Center, 以下AIC)」を開設した(発表資料)。 今回のセンターは,自動車分野の顧客の研究開発を支援する目的で新設したもの。電機分野の研究開発の支援に向けて2006年2月に設立した「IBM エレクトロニクス・イノベーション・センター」に続く,製造業支援策の第2弾である(Tech-On!関連記事)。自動車分野の顧客が有する機構や電子制御などの技術と,IBMの設計技法「ISD(Integrated Systems Design)」などを融合していく。
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