チンパンジーの知性や群れの行動に関する研究の様子を一般公開する、京都市動物園(京都市左京区)と京都大の共同事業が18日始まり、研究対象の雄1頭、雌3頭のうち3頭が、改装された同園の類人猿舎でお披露目された。 3頭は、樹上で行動する姿を観察するために丸太で作った「プリズムタワー」(高さ9メートル)に登ったりして入園客を楽しませた。数字を表示して押させるタッチパネルがある「学習室」での模様も近く公開を始める。 京大野生動物研究センターの田中正之准教授(比較認知科学)は「(チンパンジーの)知性を間近で感じてもらいたい」と話している。