6月11日週にかけて発生したセキュリティに関する出来事や、サイバー事件をダイジェストでお届け。通称「PUBG」と呼ばれるゲームのランサムウェアが確認されているが、身代金は要求されず、暗号化ファイルの解除コードも知らせてくるという、目的がいまいち分からない点に、かえって不気味さを感じる。 身代金を要求しないランサムウェア「PUBGランサムウェア」 6月12日の時点で、人気ゲーム「PlayerUnknown's Battlegrounds」(以下、PUBG)のプレイを要求するランサムウェア「MSIL/Filecoder.HD」が確認されている。ランサムウェアの多くは、感染するとデータを暗号化し、復旧のために身代金を要求するものがほとんど。だが「PUBGランサムウェア」は奇妙な要求をする。 「PUBGランサムウェア」は、実行されるとファイルとフォルダを暗号化して「.PUBG」という拡張子に変更。