米国の空の安全を確保する航空管制官が人員不足に直面しています。現在働く約一万五千人の73%が二〇一五年までに順次、定年を迎えることをうけ、米連邦航空局(FAA)は今後十年で一万一千五百人の管制官の採用計画を策定。ところが予算不足から採用凍結を迫られています。現場ではすでに深刻になっている人員不足に拍車をかけるものだと管制官の労働組合が反発しています。(ワシントン=山崎伸治) 「利用者の利便を図りつつ、支出削減にいっそうの手だてをとらねばならない」 FAAで航空管制業務を扱う航空運輸機関(ATO)のジュバ副議長は先月十四日、ATO理事会あてのメモで訴えました。その一環として、同日から管制官とコンピューター技師を除く職員の採用を凍結。さらに「三月三十一日以降の管制官および技師の採用停止を検討する」ことを打ち出しました。 増える飛行数 FAAは二〇〇七会計年度中(〇六年十月―〇七年九月)に千百三
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