近鉄(本社・大阪市天王寺区)は21日、赤字が続く内部(うつべ)線・八王子線(三重県四日市市)について、鉄路を廃止し、バス専用道として運用する方針を示した。路線存続を求めて近鉄本社を訪れた地元住民との会談で明らかにした。近鉄によると、線路を撤去、舗装してバスを運行させるバス高速輸送システム(BRT)方式を想定。約1年前から四日市市に打診していたという。 近鉄の福島博営業企画部長は「黒字路線で赤字路線を支えるのは難しい。持続可能な形態としてBRTを進めたい。運賃や輸送力は維持できる」と述べた。また、同市に初期工事費用やバス車両代など25億〜30億円程度の負担を求めていくという。同市自治会連合会の高野健会長は会談で「初めて聞いた。年間360万人の乗客をバスで運びきれるのか」と疑問を示した。 両線は近鉄四日市駅を起点に同市内を走り総延長は約7キロ。レール幅の狭い特殊狭軌鉄道として知られる。年間約3
関連トピックスリニア新幹線 県内に東海道新幹線の新駅は不要としていた滋賀県の嘉田由紀子知事が今月、「リニア中央新幹線が開通すれば新駅が必要になる」と発言し、波紋を呼んでいる。新駅計画を知事に中止させられた栗東市が反発し、嘉田知事は20日午前、野村昌弘市長に発言の経緯を説明する事態となった。 嘉田知事は2006年、当時約250億円とされた駅建設費の9割を県と市が負担する計画について「もったいない」と凍結を訴え、初当選。翌年に計画中止に追い込んだ。 しかし、今月6日の中部圏知事会議で、嘉田知事は2045年に東京―大阪を結ぶリニア中央新幹線が開通すれば、東海道新幹線はローカル線化し、「米原と京都の間に新駅が必要になる」と発言した。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら 関連
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