部下に変化がなくても、あきらめてはいけない 本連載は今回で最終回です。最後の最後に皆さんに、とても残念なお知らせがあります。 若い社員が、自然に気づいて、自発的に変わっていくなんてことは滅多にありません。ですから、リーダーである皆さんのサポートが必要になります。 しかし、本書で紹介した知識やスキルを皆さんが今から毎日、愚直に実行したとしても、劇的な変化、そして外的な変化は望めません。 ここまでが残念なお知らせです。ここからは朗報です。 私の実体験を紹介します。 第10回でも紹介しましたが、私が新入社員当時、その頃は目にかけてもらっているとは気づかず、いじめられていると勘違いしていましたので、私は日々、悶々とした会社員生活を送っていました。特に一番接する機会が多かった指導員役の主任とは馬が合わず、やることなすことすべてを否定され、最後には無視までされ、私は次第に居場所を失っていきました。もう