イギリスのEU離脱は経済的に合理的な選択だ|野口悠紀雄 新しい経済秩序を求めて|ダイヤモンド・オンライン
Embed from Getty Images ■二つの世界の分断 アメリカ大統領選の結果が出た。ドナルド・トランプが第45代大統領に就任することになった。 まずは僕自身の実感をここに記しておきたい。リアルタイム実況で赤く塗りつぶされていくアメリカ合衆国の地図を見て、うわぁ、と茫然としたのが正直なところ。大方のメディアの予想を覆す結果になったというのもある。「まさか」というのが第一印象。正直ゾッとした。 クリントン当選確実という報道は事前に広まっていた。支持率調査もそれを裏付けていた。選挙戦を通して伝わってきたトランプのさまざまな醜聞、スキャンダル、荒唐無稽な政策を見て「さすがに大統領に選ばれることはないだろう」と思っていた。けれど結局トランプは勝ち、上院も下院も共和党が議席を握った。事前の見込みはひっくり返った。 けれど、起こったことは事実だ。アメリカの人たちは彼をリーダーとして選んだわ
1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、2011年4月より早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。主な著書に『情報の経済理論』『1940年体制―さらば戦時経済』『財政危機の構造』『バブルの経済学』『「超」整理法』『金融緩和で日本は破綻する』『虚構のアベノミクス』『期待バブル崩壊』『仮想通貨革命』『ブロックチェーン革命』など。近著に『中国が世界を攪乱する』『経験なき経済危機』『書くことについて』『リープフロッグ 逆転勝ちの経済学』『「超」英語独学法』などがある。野口悠紀雄ホームページ ------------最新経済データがすぐわかる!-------
今年もこの季節がやってきた。 株主総会への参加は4年目。岩田さんがお亡くなりになり、君島社長が就任して初の株主総会となる。 過去の記事はこちら 任天堂株主総会レポート2013 | N-Styles 任天堂株主総会レポート2014 | N-Styles 任天堂株主総会レポート2015 | N-Styles すれ違い通信はさすがに下火 昨年は雨の中での開催だったが、今日は曇り。 今回は、本社そばにある研究棟での開催となって3年目となる。 開始時刻まで時間があるので、資料を読みながら待機。 今回の争点としては「スマホアプリ進出の進捗」「ポスト岩田体制の成果と展望」あたりがメインで、時事ネタとして「英国のEU離脱に伴う経済混乱への対応」が入って、「NX」についてはいつものように「現在はお話できる段階ではありません」とはぐらかすことだろう。 毎年、いい大人が揃って3DSを取り出してすれ違い通信を楽し
1944年7月、アメリカ・ニューハンプシャー州ブレトン・ウッズに連合国の代表が集まり、第二次大戦後の世界について議論した。米ドルが国際的な基軸通貨に選ばれたのはこの時だ。当時、偉大なる経済学者ジョン・メイナード・ケインズは、米ドルではなく、どこの国にも属さない「バンコール」という基軸通貨を創設すべきだと訴えていた[1]。 国際情勢の影響で円高になるたびに、「もしもバンコールが存在したら?」と想像せずにはいられなくなる。 2016年6月23日に行われた国民投票で、イギリスのEU離脱が決まった[2]。実際にEUから抜けるには今後2年ほど交渉を重ねる必要があると見られるが、金融市場はヒステリックに反応した(※いつものことだ)。一気に円高が進み、日経平均株価は暴落した[3][4]。 日経平均株価には「円高になると下落する」という、わりと簡単なパターンがある。輸出や海外売上への依存度が高い企業が多い
英国のEU離脱後の経済危機を、Twitterは増幅するか 英国がEU離脱を決めたいま、世界経済の行方は不透明だ。 6月24日(米国時間)、英ポンドは30年ぶりの安値をつけ、首相のデヴィッド・キャメロン首相は辞意を表明した。イングランド銀行総裁マーク・カーニーはこの国民投票を「金融安定にとって最も重大な、短期的国内リスク」と呼んだ。そして取引が開始されて5分でNYダウは500ポイントを超える数字で下落した。(WIRED.jp) [記事全文]
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