電子コンテンツの閲覧に特化した日本語フォントの開発に着手――凸版印刷が新プロジェクトを発表したのは3月。紙の印刷物のノウハウを豊富に持つ大手印刷会社が取り組む、電子デバイス上のコンテンツ閲覧に焦点を絞ったプロジェクトには業界の注目も集まる。第1弾となる「新凸版明朝体」のリリースを間近に控え、急ピッチで制作を進める今、新フォント開発の意図や目的、今後の展望や「印刷会社だからこその譲れないこだわり」について聞いた。 60年ぶりに刷新、読みやすさを追求 ゼロから作り上げるオリジナル新フォントは、タブレットやスマートフォンを始めとする電子デバイス上での利用と閲覧に最適化し、“電子出版用”をうたう。今秋、本文用明朝体をリリースするのを皮切りに、来年秋に見出し用明朝体と本文用細ゴシック体、2015年春に見出し用ゴシック体、16年春に本文用中ゴシック体――の5書体を順に発表していく予定だ。書体設計や開発
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