クックパッドに巧みに織り込まれているこうした一連の「仕掛け」は、コミュニティを単に活発にしようというだけではない。コミュニティを盛り上げるためだけなら、ネタの投下やサクラの投入など、もっとベタな方法でいくらでも可能だろう。しかしクックパッドが実現しようとしているのは、そのような活発なコミュニティではなく、情報の流れを「人気順」というサイト内のマス・マーケティングから、「自分に好みの近い人」を見つけるというインフルエンサー・マーケティングへとシフトさせていくということなのだ。 一般的にはインフルエンサーというとテレビタレントや有識者のことを指すが、私はこのように小さなコミュニティ内で他の人たちに影響を与え、情報の流れの軸となる人たちを、「マイクロインフルエンサー」と呼んでいる。本メールマガジンでも、2年半前の創刊第1号で取り上げた。古い読者の方なら覚えていていただけているだろう。この傾向はい
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