プーチンもナチスも侵攻の口実は「同胞を守るため」 プーチンの人生を振り返ってきて明らかなのは、彼は「ヒトラーと似ている」ということだ。 プーチンはウクライナを攻撃する際、「ウクライナ政府はネオナチ」としばしば表現する。そして「ネオナチによる弾圧からロシア系住民を保護しなければならない」と言って、ウクライナを攻撃する。これは最近思いついたものではなく、2014年のクリミア侵攻の時からずっと言い続けている。 しかし、実際にプーチンがやっていることこそナチスと驚くほど似ている。とくにその類似性が指摘されたのが、「同胞を守るため」という侵攻の口実だ。 ロシア統治そのものがナチスの手法の再現といえる プーチンは2022年2月24日、侵攻開始にあたって「ウクライナ東部のロシア系住民を守るために特別軍事作戦を命じた」とした。それに先立って、同年2月21日にウクライナ東部のロシア軍の配下の親ロシア派民兵が