実話です(いつも実話ですけど)。 98年6月、私は東京・高田馬場の書店に行きました。国会に上程された「児童買春・児童ポルノ禁止法案」についての取材です。「ポルノか否かの線引きが曖昧(あいまい)」との
実話です(いつも実話ですけど)。 98年6月、私は東京・高田馬場の書店に行きました。国会に上程された「児童買春・児童ポルノ禁止法案」についての取材です。「ポルノか否かの線引きが曖昧(あいまい)」との
そろそろ児童ポルノ法改正の件について書いておくか。まあ今回はECPATや日本ユニセフ協会の作戦勝ちだ。みんな準児童ポルノ規制を心配しているけど最初から見せ玉で、国際的にも前例がなく保護法益的にも無理があったので、最終的には自民党案から外れる公算が高い。 何がともあれメディアやブログ界隈で児童ポルノに対する議論が盛り上がったこと、準ポルノ規制反対に批判が集中したことで議論の中庸は児童虐待コンテンツ規制に対して賛成となり、単純所持違法化に向けて充分な地均しになった。早ければ今国会にも児童ポルノ法改正案が出るんじゃないかな。 僕らはそろそろ次の議論に備えなくちゃならない。ネット上の有害コンテンツ規制とか、遠からず北欧やドイツをモデルにした大人向けコンテンツ規制が、国際協調の視点から議論されるようになるんじゃないかな。その結果どうなり得るかは数日前に書いた。 無理筋でアピールを出して議論を惹起して
1 名前:【news:3】名人(東京都) 投稿日:2007/10/25(木) 23:26:58 ID:8QN4MJIZ0 ?PLT 「漫画・イラストも児童ポルノ規制対象に」約9割──内閣府調査 内閣府の「有害情報に関する特別世論調査」によると、実在しない子どもに対する性行為などを描いた漫画・イラストも規制の対象とすべきという回答が合計約9割に。ネット上の「有害情報」を規制すべきという回答も約9割に上った。 内閣府が10月25日発表した「有害情報に関する特別世論調査」によると、実在しない 子どもに対する性行為などを描いた漫画・イラストも規制の対象とすべきという回答が 約6割に上り、「どちらかといえば規制すべき」との合計は約9割に上った。 現行の児童ポルノ法は漫画・イラストを規制対象にしていない。調査では58.9%が 「規制の対象にすべき」とし、「どちらかといえば対象とすべき」と
昨日の一休さんメソッドはあくまで風刺というかレトリックで、そのまま批判として機能するものではない。 というのは、日本ユニセフ協会等が「こどもポルノ」*1の規制を訴える理由は、それが子どもに対する性的虐待を助長するから、というものだからだ。このロジックで言えば「こどもポルノ」に描写されている児童が実在しないということは問題にならない。 しかし、現在の児童ポルノ規制がそういうロジックではないという点はよく認識しておく必要がある。現在の児童ポルノ禁止法*2は、あくまで具体的な児童の保護を目的としたものだ(個人的法益)。そこに全く性質の異なるロジックを混ぜることは混乱の元だ。今でも3号ポルノの扱いなどで混乱しているのに。 なので、性的虐待を助長することを問題にするなら児童ポルノ禁止法の改正ではなくどこかよそでやってほしい。大人向けの有害情報規制のような枠組みで。そのほうが問題点も明確になるだろう。
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