日韓が領有権を主張する島根県・竹島(韓国名・独島)で、明治時代に日本人によってニホンアシカの猟が行われたことを示す最古の資料が確認された。京都新聞の前身である「京都日出新聞」の記事で、竹島で捕獲されたアシカが見せ物小屋から逃げて人々を驚かせたという内容。竹島と日本人の結びつきを示す記録として注目されそうだ。 記事は1902(明治35)年3月3日付で、「海獱(かいひん)観客を驚かす」という見出しが付いている。2月に無人の孤島リヤンコ島(当時の竹島の通称)で捕らえられたと記す。ニホンアシカの生態に詳しく、記事の発見に尽力した鳥取大の井上貴央名誉教授(72)=形態解析学=によると、竹島周辺にはニホンアシカしか生息しておらず、記事における海獱はニホンアシカであると言えるという。 繁華街の「新京極六角下る初音座」において一般に見せていたが、2度の脱走騒ぎがあり、警官も出動する事態になったと紹介してい