Go Conference 2023 Room A : A7-L https://gocon.jp/2023/sessions/A7-L/
僕は以下の3つのツールを複数プラットフォーム向けにクロスコンパイルしてバイナリ配布しており、以下のように全て異なる言語で開発している。 Go: sqldef Rust: xremap mruby: mitamae クロスコンパイルに苦労している話をするとZigを使ってみたらいいんじゃないかと言われることがあり、周りでもZigが何となく流行り始めた気がするので、これらのツールに実際自分で使ってみてどうだったかという事例を紹介したい。 Zigとは Zigはそもそもプログラミング言語なのだが、C/C++とのinteropがやりやすい言語なようで、おそらくそれに必要でLLVMベースのC/C++ツールチェインが同梱されていて、しかもそれをDrop-In Replacement for GCC/Clangとして売りにしている。 僕はZig言語そのものにはそれほど興味はないのだが、クロスコンパイラとして
テックカンパニーをテックカンパニーたらしめているものはなにか?技術か、人か、それともチームなのか。 連載「Technology Company Internals」では、テックカンパニーの内側で働くエンジニアに、技術に精通したエキスパートが対面で話を聞き、テックカンパニーとは何か?を探るだけでなく、テックカンパニーを目指す企業の指針となることを目指します。 マネーフォワードのCTOとVPoEに話を聞く 白石: 本日はよろしくお願いします。自己紹介からお願いできますでしょうか? 中出: 中出 匠哉と申します。マネーフォワードのCTOとして企業経営に関わり、経営にテクノロジー視点を導入していくのが主な役割です。他には技術面での方向性の決定や、エンジニアの人事制度の立案などもやっていますね。あとはサービスがどんどん大規模化していく中でも、技術的負債に優先順位を付けて、体制を作って解消していくのも
2018 年ごろまでの Go に対する不満として以下のようなものがありました。 $GOPATH/src 配下でしか開発できない これは、import された package の探索先として $GOPATH/src が使用されていたことに起因します。 つまりどこかから呼び出される package を書きたい場合は $GOPATH/src 配下に存在しなければ探索できない、そのため実質 $GOPATH/src 配下でしか開発できないということでした。 しかし 2018 年末にリリースされた Go 1.11 によりこの不満は解決されることとなります。 Go 1.11 で導入された Go modules という新たな仕組みを有効にしておくと package 探索先として $GOPATH/src が使わなくなったのです。 その代わりに例えば github.com/go-sql-driver/mysq
この本ではGo言語のreflectパッケージについて解説と使い方の紹介をします。 reflectは実行時リフレクションを実装するパッケージです。 任意の値の型情報などをオブジェクト化して利用する機能を持ち、 使用することであたかも動的型付け言語であるかのような型の制約を受けないコードを書くことができます。 reflectはこのように言語の根底を覆すような強力なパッケージではありますが、 強力であるがゆえに使い方を間違えると簡単に危険なコードを書くことができるためよく理解して使う必要があります。 しかしながらreflectパッケージの公式ドキュメントには使用例が少なく、自分で試してみなければ使い方がよくわからない部分もあるので、 簡単な解説とすべての関数やメソッドの使用例がまとめられたドキュメントがあると嬉しいと考え本書を作りました。 この本の対象読者は、これからreflectパッケージを使
今の現場で初めてDDDに触れたので、よく採用されるアーキテクチャとしてレイヤードアーキテクチャを自分で0から実装してみました。 言語もよくセットで採用されているGoを採用してみました。 この記事の目的 0から実装して体系的にDDDとレイヤードアーキテクチャを学ぶ DDDに触れたことがない方にもわかりやすく説明する そもそもDDD(ドメイン駆動設計)とは 要約(引用)すると「ドメインの知識に焦点を当てた設計手法」です。 たとえば電子カルテのシステムを例に取ってみます。 電子カルテには患者情報や手術の予定、入院ベッドの空き具合などの概念があると考えられます。 医療関係者ではないソフトウェアエンジニアは実際につかうユーザー(医療関係者)が直面している問題やドメイン(領域)の概念、事象を理解することが必要です。 それらを理解し、ソフトウェアに落とし込む。落とし込み続けることを実践する開発手法です
2023.10.5追記: Goチームからプロジェクトの目的に応じたディレクトリ構造についてのドキュメントが公式に公開されています。 https://go.dev/doc/modules/layout Goでプロジェクトのフォルダ構成どうしよう、とググると見つかるStandard Go Project Layout。とはいえ、これはかなりコード量を増やしてしまう恐れがありますので、導入する場合のデメリットも考えておく方が良いです。 特に、プログラマーは、最初にみたプログラミング言語のフォルダ構成を親だと思う特性があり、Javaや.NETに影響されるとかなり細かくフォルダを切りたくなったり、package privateなど細かく可視性を制御しようとしたりして、なおかつ「privateのテストってどうすべきなんですか?」とか議論を始めたりもしますが、Go先生によればこれぐらいは1パッケージにフ
この記事は The Go Blog - Using Go Modules の和訳です。 はじめに Go 1.11および1.12には、依存バージョン情報を明示的で管理しやすくする、Goの 新しい依存管理システム である モジュール の予備サポートが含まれています。このブログ記事は、モジュールを使い始めるために必要な基本的な操作を紹介するチュートリアルです。この次の記事では、他の人が使用するためのモジュールのリリース方法について説明します。 モジュールは、そのルートに go.mod ファイルを持つファイルツリーに格納された Goパッケージ の集まりです。 go.mod ファイルは、モジュールのモジュールパス(ルートディレクトリに使用されるインポートパス)とその依存関係の要件(ビルドを成功させるために必要な他のモジュール)も定義します。各依存関係の要件は、モジュールパスと特定の セマンティックバ
Webアプリケーションエンジニアの id:tanishiking24 です。 今年で11年目となるはてなサマーインターンを2018/08/13 〜 2018/09/07という日程で開催しました。 developer.hatenastaff.com はてなサマーインターンの期間は前半と後半に分かれています。前半課程でははてなのサービス開発・運用に必要な技術を習得するための講義パート、後半課程では実際にサービスやシステム開発チームに参加していただいています。 はてなサマーインターンの講義パートで使用している「はてな教科書」はGitHubで公開しておりますが、今年のインターンで利用した講義資料を新たに公開しました。 今年のサマーインターンではカリキュラムを一新し、前半課程で利用するプログラミング言語にはGo言語を採用し、また進化するWeb技術に対応するためにデータベース基礎、インフラ、Webの基
Student Go #1
「ghqを使ったローカルリポジトリの統一的・効率的な管理について」というエントリで書かれているように、 ghq.root と $GOPATH/src を一緒にする運用で長年やってきて、goimports が遅いことに少し困っていたのだが、以下でめちゃくちゃ快適になった。 .goimportsignore を使う goimports-update-ignore で自動生成をする 最新の dragon-imports を使う どれくらい快適になったかというと、エディタの保存時に goimports を気兼ねなく実行させられるようになったくらい。以下解説。 .goimportsignoreを使う 最近の goimports には $GOPATH/src/.goimportsignore という除外リスト機能がある。ここにインポート対象外にしたいディレクトリを $GOPATH/src 以下の相対パ
はじめに こんにちは、mercari.go オーガナイザーの@morikuniです。 8月10日にメルカリ主催のGo勉強会 mercari.go #2 を開催しました。 「メルカリにおける開発環境/QA環境と、そこで使われるGoのツールについて」「GoでGraphQLサーバを立てるぞ!」「Software Engineer, Infrastructure」という3つの発表を行いました。 この記事では、各発表を簡単にまとめて紹介しようと思います。 メルカリにおける開発環境/QA環境と、そこで使われるGoのツールについて 1つめのセッションは @masudak による「メルカリにおける開発環境/QA環境と、そこで使われるGoのツールについて」です。 SETという職種や、メルカリの開発環境、およびそれを支えるGo製のツールを紹介しました。 GoでGraphQLサーバを立てるぞ! 2つめのセッショ
なぜGo言語はコンパクションを採用していないのか GoogleのRick Hudson氏によるISMM 2018 Keynote “Getting To Go”を参照すると、以下のことがわかります。 2014年の時点では”Read barrier free concurrent copying GC”を計画していた しかし期間的な制約から断念し、CMSに舵を切った(この時期に彼らは、ランタイムをCからGoに書き換える作業も行う必要がありました。Changes to the runtime) TCMallocをベースとしたメモリアロケーターを採用することで、断片化およびアロケーションの速度の問題を解決した Go言語のメモリアロケーションについては、ランタイムのコードのコメントにも詳しく記載されています。 malloc.go This was originally based on tcmal
Writing An Interpreter In Goという本を読んだ。 この本はMonkeyという言語のインタプリタをGo言語で実装するという内容。 全編英語だが、200ページほどだし語り口も面白くてわかりやすいので読みやすい。 流れとしては大きくLexer・Parser・Evaluaterの章に分かれていて、それぞれ字句解析〜抽象構文木〜評価器をGoの標準機能だけで実装していく感じ。 Parserの部分ではyaccなどの既存ツールを使わずにPratt ParserというJS Lintでも使われている手法を用いて実装していくところが特に面白かった。 Pratt Parserについてはググってもあんまり情報が出てこなかったけど、いくつか英語のエントリがあって特に下記のPythonで解説してくれてるやつがわかりやすかった。 Top-Down operator precedence pars
This document summarizes a conference presentation about Go tools and libraries. It discusses swaggo for generating Swagger documentation from Go code comments, scaneo for scanning Go code to find database queries, and go-openapi/spec for generating OpenAPI/Swagger specifications from Go code. It also provides an overview of using the Go AST and code generation tools.Read less
Code Migration in Production: Rewriting the Sharding Layer of Uber’s Schemaless Datastore In 2014, Uber Engineering built Schemaless, our fault-tolerant and scalable datastore, to facilitate the rapid growth of our company. For context, we deployed more than 40 Schemaless instances and many thousands of storage nodes in 2016 alone. As our business grew, so did our resource utilization and latencie
もともと数ヶ月前から、Go言語によるWebアプリケーション開発 を読みながら Go での Webアプリケーション開発の勉強をしていた。 Go言語によるWebアプリケーション開発 作者:Mat RyerオライリージャパンAmazon 「実際に動くもの」を、「手を動かして作りながら学ぶ」のが僕は好きで、今回も同様、それを楽しんでやっていたのだけど、思いの外それっぽいものができあがってしまって。これをそのままローカルで動かすだけじゃおもしろくないな、もったいないな、と思ったので、それをサービス化して公開するところまでやってみた。 かんじんのアプリケーションは↓これ。Yukizuri と書いて「ゆきずり」と読む。 https://yukizuri.moshimo.worksyukizuri.moshimo.works ログインもない、ログも残らない、そんな「ゆきずり」の会話を楽しむチャットサービス
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