ご記憶の方も少なくないかと思いますが、4月1日に行われた第84回選抜高校野球大会の準々決勝、横浜高校対関東第一高校の試合で、誤審騒動がありました。 0対2の2点ビハインドで迎えた5回裏、1点を返して1点差に詰め寄った横浜が、さらに1死1、3塁で同点スクイズを敢行。3塁走者はホームに生還し、試合を振り出しに戻したかに見えました。しかし、3塁走者が本塁を踏まなかったという関東一側の主張が認められてアウトとなり、同点なおも追加点のチャンスのはずが、一転して3アウトチェンジになってしまったのです。 横浜高校の渡辺元智監督は、その判定を不服として審判委員に抗議しました。しかし、大会規則は「審判委員に対して規則適用上の疑義を申し出る場合は、主将、伝令または当該選手に限る」と定めているため、判定が覆らないばかりか、同監督は高校野球連盟から口頭注意を受ける事態になりました。結局、この同点機を逃した横浜は4
