優れたデザインを表彰するグッドデザイン賞について、審査委員会が今年度の大賞に選んだ「グーグル」の「グーグルマップ」の表彰に政府が同意しなかったことが分かりました。 グッドデザイン賞は、優れたデザインを推奨する制度として、昭和32年に当時の通商産業省が創設したものです。 賞を運営する日本デザイン振興会によりますと、大賞は審査委員や一般の投票で選ばれることになっていて、今年度は1位が「グーグルマップ」の2752票、2位が「イプシロン」の2232票でした。 このため審査委員会は「グーグルマップ」を大賞に選びましたが、政府が表彰に同意しませんでした。これについて、賞を所管する経済産業省クリエイティブ産業課デザイン政策室は、「大賞は内閣総理大臣賞であり、『極めて顕著な功績』という表彰の要件があるが、グーグルマップはほかの候補と得票数に大きな差がなく、この要件に当てはまらないため、経済産業省の判断で表