中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 アンジェラ・アキの名曲(だと僕は思っている)に「手紙」というものがある。かつて、彼女自身が「未来の自分に対して手紙を書いた経験」が歌のモティーフになっている曲だ。 歌の中では、「15の頃の自分」と「将来の自分」がお互いに対して手紙を書く。15の頃の自分には「誰にも話せない 悩みの種」があり、「苦しい中で今を生きている」。 「将来の自分」は「自分とは何でどこへ向かうべきか 問い続ければ見えてくる」ことを「15の自分」にアドバイスしつつも、「大人の僕」でさえ「傷ついて眠れない夜はある」ことを吐露する。 そうだ、そうなんだよな。ちょっとホロリと来てしまう内容の歌である。 拝啓 この手紙 読んでいるあなたは どこで何をして