すすぎには水道水を使ったほうが、細菌が残らず、きれいに洗えます。 水道局で行った実験の結果、一晩置いた残り湯を使って洗濯をすると、残り湯由来の細菌が洗濯物に残ってしまうことがわかりました。脱水直後の洗濯物中には、1平方センチメートルあたり10万もの細菌が残存していました。24時間以上室内で乾燥させた後も、細菌は1/10程度しか減少せず、洗濯物中にかなりの数の細菌が残っていました。 その洗濯物、ニオイませんか? 実は、梅雨時等に感じられる「洗濯物のニオイ」には、細菌が関わっているのです。ヒトの皮膚にいる「常在菌」の一種が、洗濯物に残った皮脂やタンパク質の汚れを栄養分としてニオイ物質を作り出し、洗濯物から不快なニオイが発生します。梅雨時は湿度が高く、洗濯物の乾きが遅いため、細菌が増殖し、ニオイ物質を作りやすい環境になっています。