EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。
神林さんがユーザー企業で内製していたころ 【前回までのあらすじ】 編集部 ちなみに、神林さんが、カスミで情報システムを刷新したっていうのはいくつぐらいのときだったんですか? 神林 あれは30くらいでしたよ。20後半から30頭くらい。もうめちゃめちゃ。結果としてひどい仕事にはなりましたけど。がんばりましたわ。 井上 内製ですか? 神林 内製です。完全内製です。まあ、大変でした。従業員も半分やめました。年寄りはもうほとんどやめましたね。 井上 内製にしたのは、まずパッケージという選択肢がそもそもなかったのか、選定したけど合わなかったのか…… 神林 選定したけど合わなかったというか、なかったですね。その当時は、店舗に自律的に分散して処理ができるという、今よりまだ先を行っていた感じです。今より先に行くような仕組みを志向していたんです。まだ若かったので、このままでは会社が潰れるみたいな危機意識があっ
P2Pの黒歴史 編集部 前回の終わりに次のお題の候補として出てきたのが、分散or集中、クラウド、SI、人材育成、トランザクション、Fintech、ブロックチェーン…といったあたりになっております。今回はどうしましょうか。 神林 個人的にはブロックチェーンについて、井上さんに聞きたいですね。というのも井上さんはずっとP2Pでしょ。だから言いたいことが山ほどあると思うんですよね。それをいろいろ聞いてみたい。 井上 ブロックチェーンだけではそんなに時間がもたないかもしれないので、分散集中の絡みで話せばいいかと。 神林 分散処理の話から入るのだったら、井上さんが今までどんな風に分散処理の流れを見てきて、この先どうなると思っているっていうところから、やっぱりおたずねしたい気がします。ずっと、井上さんは分散じゃないですか、キャリア的に。 井上 まあ、そうですね。 神林 P2Pから来て、今、ワークスのプ
SIerは人が多すぎるうえに、なぜあんなに働くのか。 井上:SIはなんでハッピーじゃないんですかね。 神林:えっと、まずは、人多すぎですよね。もうちょっと少ない人数でできるところに無理やり人を入れてしまって、いや、いろいろな問題があるんですけど、一番大きいのはやっぱりお互いに知識が不足している。 井上:そうですよね。なんであんなに働くんですかね。 神林:たくさん人を働かせたほうが売り上げが上がるからですよね。結局、ユーザーさんが評価ができないんですよね。システムの価値を。中身がわからないので、どういう評価をするかっていうと、どれだけ人を突っ込んだかっていうほうが、人月工数の原価が高い、要は価値があるように見える。人がたくさんいて作ったもののほうが、人が少ないよりもいいものに決まっているっていう発想が抜けてない。抜けていないっていうか、それしか判断する根拠がない。 井上:それで、人数が多いの
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