理解の上書きシリーズです. (-1)×(-1)=1 法則として理解していて,計算で使いこなせる人が多いですが,こうなる理由を明確に述べることって,案外,難しいのです. ・数直線上に数字を並べていくとき,0よりも右にあるのが正の数, 左にあるのが負の数. ・0から,左に距離1だけ進んだところにある数が,-1. そんなイメージでしょうか? それとも, ・1円の借金のこと ・南向きに-1進んだら,北に1進んだことになる ・マイナスとマイナスを掛けたらプラスだから,(-1)×(-1)=1 などが思いつくでしょうか? そもそも,-1って,正確には何のことなんでしょう? (-1)×(-1)=1 を法則ではなく,数の定義から厳密に導こうとすると,「-1って,何だ!?」に答えることが必要になります. 実は,-1は,「和」を使って定義するのが正解です. つまり, 1+a=0 を満たす数がただ1つ存在して,そ