メルカリが利用する「PHPUnit」を3世代分アップグレードできた理由:Intelの開発モデルを参考に(2/2 ページ) Intelの開発モデルを参考に そこで柏木氏が、PHPUnitをアップグレードする際に参考にしたのが、Intelの「TickTock Model」だ。 TickTock Modelとは、Intelが採用していたCPUの開発ロードマップモデルだ。「半導体の微細化」と「アーキテクチャのリニューアル」を1年半ごとに進化させることで、市場の急激な変化によるリスクを減らし、確実にCPUをリリースする狙いがある。 柏木氏は、TickTock Modelを参考に、「難問を分割する」「1つのことに注力してうまくやる」ことを考えた。まず、PHPUnitをアップグレードすることは「テストコードを修正すること」と「PHPUnitのバージョンをアップグレードすること」の2つに切り分けて取り組む