ユニクロの柳井正会長が、新聞のインタビューで「世界同一賃金」の導入を発表し、ネットでは大きな批判を浴びている。 というのも、そこで柳井会長は、これからは競争が激化し、優秀な人材は年収が1億円にもなる一方、能力のない人は百万円になっても仕方ない――と発言しているからだ。 これが、多くのネット民の神経を逆なでした。柳井会長のこの発言は、お金持ちの傲慢な考えであったり、あるいは社員の疲弊を招くとして、批判の声を大きくしているのだ。 ところで、興味深いのは、そこでほとんどの人が「なぜ柳井氏はこうした発言をするのか?」ということに疑問を呈さないところだ。というのも、柳井氏は先日もブラック企業と言われることについてのインタビューを受け、炎上したばかりだからだ。だから、今回もこのような発言をすれば、ネットで批判されることは分かっていたはずだ。 なのに、そうした発言を再びくり返した。これは、単純に考えれば