こんにちは、お手伝いの大櫛です。 今回はRustのテスト体験を快適にするテスト系ライブラリ・ユーティリティをいくつか紹介します。 記事中、例としてコード片を示す箇所があります。今回はRust 1.73.0を用いていますが、今後のリリースにより動作が変わっている場合があります。また、各crateのバージョンについてはそれぞれの見出し直下に記載しています。 Fake 使用バージョン:v2.8.0 github.com UUID生成処理やユーザーインプットを受け取る処理などにおいて、テスト時だけそれらの処理や値を差し替えるという手法はよく取られています。 それらを補助するcrateがFakeになります。見目にわかりやすい名前をしていますね。 例えば、UUIDv5をランダムに生成する場合は以下のようになります: use fake::{uuid::UUIDv5, Fake}; use uuid::U