「Open Cloud Manifesto」は正式発表の前から失敗する運命にあるのだろうか。 そうではないとしても、暗雲が立ち込めているのは確かだ。クラウドプラットフォームの大手3社が不参加を決めたからである。3月30日にOpen Cloud Manifestoが発表された時点で支持企業として名を連ねるのは、IBM、サン・マイクロシステムズ、シスコおよび多数の小規模企業になるようだ。シスコの支持も疑わしいという見方もある。 支持企業のリストに入っていないのはマイクロソフト、Amazon、グーグルだ。これら3社のうちの1社の積極的な参加が欠落しているだけでも、クラウドコンピューティングの将来のあり方を真に議論したと主張することはできないはずだ。また、独自の立場でクラウド分野をリードするSalesforce.comはどうするのだろうか。噂によると、彼らも支持企業のグループに入っていないようだ。