1 都道府県の分類 統計分析手法として知られているクラスター分析(※1)を,平成25年消費者物価地域差指数の10大費目(※2)別指数に適用することで,都道府県を8つの型に分類することができます。 「2 分類ごとの特徴」では,8分類について,物価構造の特徴を分析します。また,分類をしていく際の考え方について,「タイプ(型)を特徴付ける主な10大費目は,「住居」,「光熱・水道」及び「教育」」で改めて詳細に解説を行います。 図1-1 10大費目別地域差指数によるクラスター分析 都道府県別分布 図1-2 デンドログラム(※3) ※1) クラスター分析とは,似ているものを集めて分類し,その中から意味のあるものを発見するデータマイニング手法の一つです。本トピックスでは,クラスター間の距離の測定方法にウォード法(距離はユークリッド距離を使用)を採用しました。 ※2) 各費目を構成する主な品目は次のとおり
これまでの,レーダーチャートを使用した観察結果から,物価構造の型を特徴付けている主な費目は,住居,教育及び光熱・水道であることがうかがえます。 このことは,デンドログラムを利用すると理解しやすくなります。デンドログラムは,各都道府県がクラスターにまとめられていくさまを樹形図の形で表したものをいいますが, 図3は,デンドログラムの各分岐点に番号を付与したものです。 図3 デンドログラム(分岐点に番号を付与) 観察結果を基に,各分岐点において,分岐要因として主に寄与している費目を整理すると,以下のようになります。 住居が主な分岐要因となっている分岐点・・・・・・・・1,2 教育が主な分岐要因となっている分岐点・・・・・・・・3,5 光熱・水道が主な分岐要因となっている分岐点・・・4 注) 残りの2点では,被服及び履物が主な分岐要因 この結果を基に図3を見ると,都道府県の分類は,おおむね,住居に
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