『醜聞の作法』の文庫版が出ましたので早速入手しました。解説は渡邊利道さんです。 醜聞の作法 (講談社文庫) 作者: 佐藤亜紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/12/13メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る渡邊利道さんの解説は時代背景から作品の形式、さらにはテクストの今日性まで、細やかな神経の行き届いたもので、非常に読み応えがあります。 『醜聞の作法』が2010年に発表されて以来、岡和田晃さんが主催された読書会を初めとして、様々な読解が試みられて来ましたが、岡和田晃さんが季刊『メタポゾン』2013年仲夏第九号で、『「思想」と「エロス」を分つもの』と題する『醜聞の作法』論を発表されました。季刊メタポゾン 第9号(2013年仲夏) 作者: 切通理作,清水徹郎,大西一穂,絓秀実,高槻真樹,岡和田晃,中条省平,保坂和志,北大路公子,大西赤人出版社/メーカー: 寿郎社発売