浜に打ち上げられたカクレマンボウとマリアン・ナイエガード氏。2014年5月、ニュージーランドのクライストチャーチに近いバードリングス・フラットの海岸で。(PHOTOGRAPH COURTESY MARIANNE NYEGAARD) 大がかりな探索の末、巨大なマンボウの新種「カクレマンボウ」が見つかった。マンボウ属に新種が加わるのは125年ぶり。研究チームがまとめた論文は、7月19日付けの学術誌「Zoological Journal of the Linnean Society」に掲載された。(参考記事:「動物大図鑑 マンボウ」) 重さ2トンを超える世界最大(重量)の硬骨魚類でありながら、マンボウはかなり人目につきにくい。そのため、4年にわたる調査は簡単ではなかった。(参考記事:「世界最大の魚ジンベエザメ」) オーストラリア、マードック大学の博士課程学生マリアン・ナイエガード氏、広島大元特別