紀伊国屋書店新宿南店では、「週刊ブックレビュー」「王様のブランチ」コーナーを設け、取り上げた本を並べている 本格的書評番組として、21年にわたって親しまれてきたBSプレミアム「週刊ブックレビュー」(土曜前6・30)が、17日の放送で終了した。(大木隆士) 一方で、4月からはBS11で新番組も始まる。書評番組の今を探った。 「ブックレビュー」は1991年4月に放送開始。読書家で知られる児玉清が18年間司会を務め、人気を集めていた。 3人の書評ゲストによる合評と、ベストセラーのランキング紹介、話題の作家へのインタビューなどで構成される。17日が954回目、紹介した本は約2万冊にのぼる。 最終回は、国内外の著名作家の出演シーンなどで、番組の歩みを振り返り、最後は現在の出演者3人が惜別の言葉を述べた。女優の中江有里は「私にとってこの番組は一冊の本。今まで読んだ中で一番長い物語だった」と語った。 番