生後2か月半の長女を死亡させたとして、山口県警に傷害致死容疑で逮捕された同県下松市末武中(すえたけなか)、運転代行会社従業員尼田典征(あまたのりゆき)容疑者(24)が「実子ではない長女が泣き続け、腹が立った」と供述していることが捜査関係者への取材で6日わかった。県警は尼田容疑者が血縁関係がない長女に愛情がわかず、犯行に及んだとみて追及している。 県警によると、尼田容疑者は9月3日朝、自宅寝室で長女の麻実(まみ)ちゃん(当時生後76日)の頭を素手で殴り、頭蓋骨を陥没骨折させて死亡させた疑い。当時、寝室には麻実ちゃんのほかに妻(19)もいた。調べに対し、妻は「子供を誤って落とした。ベッドの縁で頭をぶつけて死んだ」と説明しているという。 同容疑者は今年に入って結婚。妻はすでに妊娠していたが、同容疑者は結婚当初、麻実ちゃんが別の男性との間の子供だとは知らなかったとしている。妻は6月20日に出産した