声優が歌うアニメやゲーム関連のCDがヒットチャートをにぎわしている。作品の登場人物を演じて歌うキャラクター・ソングに加え、声優本人が前面に出ているオリジナル作品も好調だ。人気の秘密を追った。(桜井学) ヒットチャートを見れば、好調ぶりは明らかだ。例えば、先月10日付のオリコン・ランキングでは、シングル9位に坂本真綾(まあや)の「雨が降る」、10位に戸松遥(とまつはるか)の「motto☆派手にね!」と、声優の2曲がトップ10入り。水樹奈々の最新シングル「Trickster」も10月13日付で同2位まで上がった。 オリコン・リサーチ市場調査部の根本篤史音楽・映像担当部長は「主題歌なども含めると、アニメ関連作品がトップ20に入ることが多い」という。 声優関連のCDは、恋愛シミュレーションゲームの「ときめきメモリアル」やテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」がヒットした90年代半ばごろから売れるよ