順風満帆に働いていた女性が、病気になったのを機に休職。その後、転職先を探すも、100社不採用となり、最終的に選んだ道は「生活保護」だった――とかく、「甘えてる」「努力が足りない」などと言われがちな生活保護受給者だが、生活保護を受給するまでの過程やそのノウハウが書かれた『失職女子。私がリストラされてから、生活保護を受給するまで』(小山健:イラスト/WAVE出版)の著者、大和彩さんは、生活保護申請が通ったことで「私なんかでも、生きていていいんだ……」という実感がじわじわ心に沁みわたっていったという。転職活動に関わる苦難について語ってもらった前編に続き、後編では、貧困に陥った女性が性風俗に行きやすい理由、誠実な区の福祉課やハローワークの対応などについて聞いた。 >>先に前編を読む ■性風俗の情報に比べて、生活保護に関する情報が少なすぎる ――大和さんは家賃が払えなくなり、総合支援資金貸付や住宅支