最近ではディーラーの値引き額にはさほど期待できない。その代わり、ディーラーがいうところの「支援」という方法で、文字通りユーザーの新車購入を手助けするシステムが充実している。新車購入時の「支援」とはどういったものなのだろうか?
※本稿は2024年12月のものです
文:佐々木亘/写真:トヨタ、AdobeStock
初出:『ベストカー』2025年1月10日号
■それは「実質的な値引き」では?
最近のディーラーの販売手法は、「値引き」から「支援」へと変わっている。
例えば、車両本体からの値引きは難しいが、下取り金額の増額は可能といったもの。車種によって査定額に5万円プラス、残価設定ローンを使うと10万円プラス、コーティングを付けると20万円プラスというのも珍しくない。
ディーラーではこれを「支援」と呼ぶが、ユーザーにとっては実質的な値引きである。車種や購入方法が折り合うならば、使わない手はない。
商談のはじめに現在どういう支援があるのかを聞いておくと、その後の立ち回りがしやすくなる。
また、商談におけるユーザー唯一の武器と言えるのが下取り車。昨今は、下取り価格の調整で商談が大きく展開する。値引きでゴネるより、下取りに注文をつけるほうが建設的だ。
しっかりと査定させ、査定額アップを狙い、目標の購入金額にするのが令和の商談テクニックである。
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