活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

NHK、稀代の無能会長生んだ安倍流私物化人事

2014-02-25 09:54:12 | Weblog
昨年12月、NHK会長に就任した籾井勝人会長は、すぐさま辞任したほうがいい。稀代の無能会長が取り仕切る公共放送局に受信料を支払うのがバカバカしいからだ。

今年1月25日の就任会見では、「政府が右ということを左というわけにはいかない。(安倍の)靖国参拝は信念で行ったのだから、それでよい。慰安婦は独・仏にはなかったと言えるのか」などと語り、「問題発言」と指摘されるやいなや、すぐに取り消した。

そして今度は、2月12日の経営委員会で、他の委員から上記の会長発言でNHK内部が動揺していることの収拾策を問われ、「私は大変な失言をしたのでしょうか」と開き直ったというから、反省しないことに唖然とするしかない。

また、同じ委員からは営業収入の減少が心配されるという、緊急事態を迎えたとの発言に対し、「営業がカバーするのがいちばんの方策」と、答えたというから救いようのない「間抜けぶり」である。現場の苦労を知らない籾井には、自転車で受信料の集金をさせたらいい。

そもそも籾井が会長に選ばれた経緯は、安倍晋三が経営委員に送り込んだ、「戦前回帰派」の百田尚樹、長谷川三千子らが安倍の意を受けて、頭のねじが緩み切った籾井を下工作して就任させたことにある。

その籾井が歴代会長では、「最低、最悪」にランクされた。任期は3年というからたまったものではない。これも「お友だち」ばかりの人事をして、失脚した第一次安倍政権に相通じるものがある。

無能宰相が公共放送の人事を私物化していることは、「終わりの始まり」だ。自壊することはもうすぐだ。