【5/3(祝)木下黄太講演会 IN徳島】
『マスコミが報道できない西日本の真実』
14:00~16:00(開場13:30)
とくぎんトモニプラザ(徳島県青少年センター)4F会議室(徳島市徳島町城内2番地1)
申込→http://kokucheese.com/event/index/86370/
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小山助学館駅前本店、平惣タクト店、O-ba'sh crustで取扱い。
【5/5(日)木下黄太講演+対話集会 IN松山】
『放射能被曝の真実と原発の再稼働問題』
(開場13:30 開始14:00 終了予定16:00)
松山市男女共同参画推進センター 5F 大会議室(松山市三番町6丁目4番地20)
申込⇒http://kokucheese.com/event/index/86703/
もしくはメール申込→ info-dagge@lion.nifty.jp 〈氏名、連絡先、人数明記(4人以内)〉
山口補選は無残に散った脱原発候補という見出しを付ける新聞社がありますが、まったく本質ではないと思います。原発がテーマとして県民の大半に響いていないのは事実ですが、反原発だから負けたわけでは全くないです。こんな話はあたりまえです。
今回の選挙結果のポイントは下記。
1.通常、現行政権総理の地元国政選挙で、与党候補以外が勝つ可能性はそもそもゼロ。現行総理の体制下で大きな失策が目に見えてなく、大幅な支持率低下がない状態で。
2.反原発よりも、今回は、民主党候補であることが明確で、地元に菅氏や細野氏が入る選挙体制。民主支持者以外に訴求力は相当なし。民主アレルギーは尋常ではありません。そもそも。
3.それよりも投票率の大幅低下が問題です。総理のお膝元でも実は人心乖離は凄まじい。
今回の投票率は、38.68%です。 前回(2010年)の参院選山口選挙区の投票率は61.91%。およそ20%以上ダウンしています。山口は知事選⇒衆議院選挙⇒今回の補選と、いろんな形で、選挙疲れしている状態なのですが、この投票率の急降下は僕はまずいと思います。
実際に、日本に、政治的に有効と考えられる選択肢が殆どないのが現実で、何も考えたくない人たちはあえて、選挙には行こうとなどまるでしません。
おきていることは、あからさまにそうした結果です。政治に期待しないということは、マスコミにも期待はされていないということです。誤魔化しの時間が経過します。
そうした誤魔化しの時間を醸成している要因の一つは、いまだに東京にも、放射性物質が降下していることです。
さて、東京都は、1か月間の降下物(降下煤じん、雨水等)をゲルマニウム半導体核種分析装置を用いて分析しています。その採取及び測定場所は新宿区の百人町にある東京都健康安全研究センターです。ここで、降下物の量が一平方メートル当たり何ベクレルあるのかというデータです。勿論、即座に健康に影響のある数値は相当な量になります。そこまでは計測していないのですが、セシウムの134とセシウムの137の数値がBq/kgであるとは言え、最近の数値も二けたに増えています。
気になったので、セシウム134かセシウム137のどちらかが二けたを超えた月のデータをピックアップしてみました。
セシウム134 セシウム137 (Bq/平方メートル)
2013/03/01 - 2013/04/01 22 42
2013/02/01 - 2013/03/01 14 25
2012/04/02 - 2012/05/01 11 14
2012/03/02 - 2012/04/02 14 18
2012/01/04 - 2012/02/02 8.9 11
2011/07/01 - 2011/08/01 26 27
2011/06/01 - 2011/07/01 18 18
2011/05/07 - 2011/06/01 74 74
2011/04/01 - 2011/05/07 290 280
2011/03/01 - 2011/04/01 8500 8100
この数値を見て思うのは、今、降下している量が相当多いわけではないのですが、それでもずっと微量は降下している状態にあります。しかも一度、一桁程度まで下がっていても、去年も春の季節に、二ケタ台の降下になります。風向きや春先の乾燥した状態での風も影響している可能性があると思いますが、ことしも二カ月連続で数値が上昇しています。
2011年の事故直後に降下したものが圧倒的に多いのですが、先月、2013年の3月に降下しているセシウムの量は、2011年6月以降の月別の降下量の中で、最も多くなっていることも間違いありません。
残念ながら、今も東京にはセシウムが降下しています。セシウムメトロポリタン・東京です。
参考までに愛知県の今年になってからのデータを添付しておきます。
愛知県は東三河のゾーンになる豊橋市と名古屋市で降下物の測定を続けています。単位がメガベクレル/平方キロメートルですが、つまり東京とおなじ単位で考えられます。名古屋ではこの1年半は、ほとんど不検出で、検出下限値をわずかに上回ったのが2回のみです。原発事故後、2011年4月に14.3MBq/キロ平方メートルの検出されたのが、名古屋の最大値です。放射性物質がぎりぎり届いている豊橋では、2012年4月以降の観測開始で、微量の検出は続いています。むしろ先月、セシウム134がはじめて不検出になっています。
○愛知県環境調査センター東三河支所 豊橋市富本町 (検出下限値)
試料採取日 セシウム-137 セシウム-134
平成25年 3月 1日 ~平成25年 4月 1日 0.068 不検出(0.051)
平成25年 2月 1日 ~平成25年 3月 1日 0.48 0.23
平成25年 1月 4日 ~平成25年 2月 1日 0.32 0.20
○愛知県環境調査センター 名古屋市北区 (検出下限値)
試料採取日 セシウム-137 セシウム-134
平成25年 3月 1日 ~平成25年 4月 1日 不検出(0.037) 不検出(0.048)
平成25年 2月 1日 ~平成25年 3月 1日 不検出(0.039) 不検出(0.047)
平成25年 1月 4日 ~平成25年 2月 1日 不検出(0.042) 不検出(0.052)
数値を見る限り、東京の降下量と豊橋の降下量は三桁も違います。
今後、万が一の事態が起きた時のみならず、セシウムの降下状況を判断しても、東京は状況は、2011年の夏頃と何ら変わりません。愛知県より西への避難を呼びかける感覚も、こうした現在も続いている放射性物質の降下物の状況も併せて、僕は思っています。
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「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響でさらに蓄積します。食物、飲料のみならず、吸気による被曝は深刻です。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命と健康が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」
健康被害相談などもまずはメールでお話し下さい。⇒
nagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)
講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。
事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。
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