最近、TVや雑誌などの CM や広告でよく見聞きするコピーで
「詳しくは Web で!」
とか
「詳しくはこの URL へ」
などがあります。コレらを見聞きして、そのサイトにアクセスするって事は非常に少ないのですが、いったいどれくらいの人が観るのでしょうかね?
個人的に TV を観てて Web で調べるのは、出演者情報や単語検索などが多いのですが。
で、話を本題に戻すと(って始まってもないのだから戻ってないけど)、この「詳しくは Web で!」ってのは、
ネット環境は、既にあるでしょ?
という前提の下にある。知り合いから直接聞いたことなのだが、この言葉がとても気になると言うのだ。その知り合いは、PC を持っていないし、ネットも閲覧した事が無い。だから、とても悔しいのだと。折角、興味を覚えても、最後にこの言葉で突き放される。それで、気になってしょうがないのだと。でもネットへの敷居は高くて始める事が出来ないそうだ。
ネット依存症なオレからすると、全くその不便さを理解できなかったのだけれど、言われてみれば失礼な話である。全ての人がネット環境を持っているわけではない。広告側からすれば CM などは、切っ掛けであり、さらに興味のある方は Web で、という配慮でしょう。しかし、そのために Web で詳しく書いてあるから CM では詳しく述べないよ。というふーにも取る事ができる。現実、CM のような短いメッセージではイメージしか伝えられないと言うのはわかるのですが。
実際、URL を表記したところで、それを一々録画して読み取るなどの行為はあまりしないだろう。むしろ、ラジオなどでよく聞かれる『「○○」と検索していただければ、直ぐに見つけられます。』と言うほうが効果的でいい。ただ、TV CM でそれをやるのは、いただけない雰囲気がどうもありそう。しかも、そーゆー宣伝ってのは、ほとんど専用の Web サイトを構えていたりする。しかし、新規モノなので、必ずしも検索上位に来るとは限らない。だから、「詳しくは Web で!」としか言えないんだろうなとも思った。
若い世代の場合は、ネット環境に慣れている場合が多い(また慣れるのも早い)が、50、60代や家電品( PC は既に家電なのかなぁ?)の操作が苦手な女性などには、とても厳しいハードルだな、と思ったモノ。
CM を作る側は、当然市場調査など、購入ターゲット層を絞っているだろうが、その辺りのことはどうなってるのかな?と、ふと感じた。
プロバイダーやネット関連企業がやるのはよいとしてもさ。
追記:(2006.03.17)
・はてなブックマーク - 『斬(ざん)』:「詳しくは Web で!」という差別
追記2:(2006.03.18)
[関連]
・「差別」の意味を考える
「詳しくは Web で!」
とか
「詳しくはこの URL へ」
などがあります。コレらを見聞きして、そのサイトにアクセスするって事は非常に少ないのですが、いったいどれくらいの人が観るのでしょうかね?
個人的に TV を観てて Web で調べるのは、出演者情報や単語検索などが多いのですが。
で、話を本題に戻すと(って始まってもないのだから戻ってないけど)、この「詳しくは Web で!」ってのは、
ネット環境は、既にあるでしょ?
という前提の下にある。知り合いから直接聞いたことなのだが、この言葉がとても気になると言うのだ。その知り合いは、PC を持っていないし、ネットも閲覧した事が無い。だから、とても悔しいのだと。折角、興味を覚えても、最後にこの言葉で突き放される。それで、気になってしょうがないのだと。でもネットへの敷居は高くて始める事が出来ないそうだ。
ネット依存症なオレからすると、全くその不便さを理解できなかったのだけれど、言われてみれば失礼な話である。全ての人がネット環境を持っているわけではない。広告側からすれば CM などは、切っ掛けであり、さらに興味のある方は Web で、という配慮でしょう。しかし、そのために Web で詳しく書いてあるから CM では詳しく述べないよ。というふーにも取る事ができる。現実、CM のような短いメッセージではイメージしか伝えられないと言うのはわかるのですが。
実際、URL を表記したところで、それを一々録画して読み取るなどの行為はあまりしないだろう。むしろ、ラジオなどでよく聞かれる『「○○」と検索していただければ、直ぐに見つけられます。』と言うほうが効果的でいい。ただ、TV CM でそれをやるのは、いただけない雰囲気がどうもありそう。しかも、そーゆー宣伝ってのは、ほとんど専用の Web サイトを構えていたりする。しかし、新規モノなので、必ずしも検索上位に来るとは限らない。だから、「詳しくは Web で!」としか言えないんだろうなとも思った。
若い世代の場合は、ネット環境に慣れている場合が多い(また慣れるのも早い)が、50、60代や家電品( PC は既に家電なのかなぁ?)の操作が苦手な女性などには、とても厳しいハードルだな、と思ったモノ。
CM を作る側は、当然市場調査など、購入ターゲット層を絞っているだろうが、その辺りのことはどうなってるのかな?と、ふと感じた。
プロバイダーやネット関連企業がやるのはよいとしてもさ。
追記:(2006.03.17)
・はてなブックマーク - 『斬(ざん)』:「詳しくは Web で!」という差別
追記2:(2006.03.18)
[関連]
・「差別」の意味を考える
きちんとした会社は、こういうCFを打つとき、
必ずリスティング広告を買っているので、
いちばん最初に表示されます。
さいきんのおもしろい例では
関東圏電車中吊りと連動した
「火曜だよ」があります。
最初、「?」でしたが、
■一軒家@メモ帳
http://d.hatena.ne.jp/tetotan/20060316#1142516724
で知った、
■見てもらえないのに効果の出るホームページって???
http://tachibana.id25.com/web/shuukyaku00.html
で、よくわかりました。
Bar さんへ>
>必ずリスティング広告を買っているので、
いちばん最初に表示されます。
広告枠を買うというのが、ありますね。勉強になりました。これは、別の言及記事で知った事ですが、他社サイトも同列に表示されるので、検索からのアクセス誘導をしないという事もあるようです。
■無題ドキュメント :クウちゃん見たさにパソコンを買う時代になるのかな
http://d.hatena.ne.jp/Dice-Kei/20060315/1142436820
ちなみに手元にとあるサークル(構成員40人強、年齢50~60代、職業経歴等は様々)の連絡網があるが、内半数はメールで送ることになってる。加えて、ほぼ全員の家庭にネット環境はあるそうだ。パソコンがいじれるか否かは半々ってところだが、操作できなくとも必要にかられれば家族に頼んでホームページ見る程度はできる。あと、高齢者なめんな、うちのばあちゃんは80越えてるが普通にパソコンいじってるぞ。
現にうちのばあちゃんは出来ないし。
■インターネット普及率が高いのはやはり大都市~総務省PSI月報より
http://www.itmedia.co.jp/survey/articles/0406/15/news094.html
2004年6月と少し古いけど、町村レベルでは、まだ普及率は低いと思われるし、ネットカフェ等が無い地域もあるでしょう。また過疎地域には、老人も多いだろうし、その中ではネット環境を得るのが厳しい状況(インフラではなく、始めようとするきっかけが無いなど)もあると思いますよ。と、まぁーこれは、スルーさんと同じような展開で書いているので不毛になるでしょう。
高齢者をなめているとのご指摘ですが、一般的に、高齢者の方が物覚えが悪くなることは事実ですし、新たにアクションを起こすという意味では、パソコンを始める敷居も高いでしょう。もちろん、仰るように家族に頼んで見ることも可能でしょうが、家族のいない一人暮らしの場合もあるし、想定される環境は様々ですので、一概にはいえないと思います。
で、高齢者(ちなみに65歳からだからね)だから、パソコン操作ができないと言う事ではありません。パソコンに対する興味とか利用価値など、トータルでの関心度は、高齢者の方が低いということ。頭っから拒否反応を示す人もいる訳で。そこから、CM を見て、パソコンを始めるって敷居はどちらが高いのかを考えれば、高齢者だと思うんですけどね。
そーゆー意味で、ハードルが高いと書いたのです。決してなめてるわけでは無いんですがね。
えっけんさんへ>
あ、うちもそうですよ。