あなたの行動を左右するのは過去のあなたではなく未来にどうなりたいかという思考のみ。
なりたい自分を考えてからキャラを設定する。
そして なりたいキャラが必要な行動を変えて実践していくと 実際に自分はそういう性格になっていく。
一番初めに考えるべきは話し方。 そのキャラならどのように言うか?
なりたいキャラ が決まったらそのキャラが1日の中での行動でどのような動きをするかを考えて シミュレーションする。
キャラの求めることから キャラの原型を作る
自分が書いたなりたい 状態にたどり着きそうな人ってどんな感じなんだろうと考えて
自分のキャラクターを決める。
まずはなりたい 状態を眺めながら ざっくりと イメージし
それを体現している 実在の人物を想像する。
性格ではなく自分の行動を変えてみればいい 行動を変えることで自分というキャラを変えることができる。
具体的には バーチャルな環境でおじさんが美少女のキャラクターとして存在してそれを演じていると
現実世界でも女の子らしいものが好きになったり女性らしく扱われないことに不満を感じたりするようになる。
著者自身は全然頭が良くなかったけど早稲田大学の政治経済学部に行きたいと思った
そこでやったのは自分は早稲田の大学生だと思い込むことにして
色々な 予備校の合格体験記 を 読みまくり 志望校に受かった人たちが どんな勉強してどんな生活を送ってきたのか っていうのを読み込んだ。
そして次は自分で 合格体験記 を何度も書いてみた。
受かったように 詳細にこういう勉強してこういう生活してテストの時はこうしたら受かった的なのを書いた。
そのまま 合格体験記として使えるレベルの内容を書いた。
さらに自分で大学受験生用のコミュニティサイトを作ってそこで 早稲田大学生だけど質問ある?みたいに質問を受けて 答えまくっていた。
そうすると みんな自分のことを 早稲田大学生だと思って色々質問してくるから、自分はこうやったとこたえてた。
さらに 早稲田まで行って 校内を我が物顔で歩いたりしていた。
すると今度は脳が本当に自分が 早稲田大学生だと思ったみたいで、もし受験に失敗したら 大学生という身分が剥奪されるような そんな気持ちになった。
人間は得られることよりも 失われることのが恐怖を感じるから 、すでに自分は早稲田大学生の感じがしているので、早稲田でいられなくなるかもしれない
という状況が気持ち悪くなって勉強するようになった。
というわけで コンフォートゾーンを上げるには 理想を現実だと思い込んでしまうくらい 解像度を上げるというのが大事。
想像できないものは人間なかなか成し遂げられないから是非とも参考にしてみてください、とのことです。
最初に自分がなりたいキャラを設定し そのキャラがやりそうなことを実行するとそのキャラになれる。
例えば 健康のために禁酒しようと思った人が成功しやすいコツとして
飲酒しないというのがあります
つまり 自分は禁酒してると思うより自分はお酒を飲まない人なんだと思う方がいいんです
お酒を飲まない人だと自分で認識してると飲み会の席とかでも
あ 私はお酒が飲めないです
と言って断りそうだし コンビニのお酒コーナーを眺めたりすることも一切なくなるわけです
自分のことをお酒を飲まない人だと思ってるだけで行動が変わるし 行動が変わることによって結果も変わる
禁酒していると思ってると 今日くらいはいいかなとか頑張ったんだしそろそろ禁酒 やめるかとなったりしちゃう
またすぐに健康になるわけではないので どうせ 飲んでも飲まなくても変わらないんだったら飲んじゃうとかになりやすい
結果を決めてからプロセスを変えようとすると、結果が出ない時 プロセス自体も捨ててしまうことが起きる。
つまり決めるべきは自分のキャラクターであって、その上で プロセスが決まっている。
すぐに結果が出なくてもプロセスが止まることはない。
大事なのは 良いプロセスを維持し続けること。
この話にはかなり 共感した。
私自身は自分のことを 健康志向で痩せているし 野菜や果物を好んで少食だと認識している。
だから実家に帰った時に両親が甘いおやつを食べていても「私はそういうもの 絶対食べないよ」と言って食べない。
つまり私は健康的な食をしている人間だと思い込んでるからそういう選択をしてるんだなと思った。
理想の自分 やこうしたいというものがある時に自分が努力するという状態はダメなパターン なぜならそれだと 川の流れに逆らって ボートを漕いでるみたいな状態になる
そうではなくて周りを自分の理想の状態の人たちにしまくるだけで 連鎖反応が起こり、いつの間にか自分も行動しちゃう。
ということで行動しろという ビジネス書を読んで頑張って行動するよりも、
その前にどういう人物として自分が扱われるのか?どういう環境だとそうなるのか?ということを考えてそういう場所に飛び込んだ方がいいと思う。
ここでいう環境とは周りにどんな人がいるか という意味。
要するに 周りにいる人を変えようということ。
これを物語 思考 っぽく 言い換えると自分の物語に出てくる登場人物を変えるだけで自分は(主人公)のキャラも変わるし物語も大きく変わるということ。
著者は新卒で入った リクルートでこんな経験をした。
リクルート 入社時に上司に何年くらいいるの って聞かれて3年 頑張ると言ったらすごい びっくりされて心配された。
なぜならば リクルートは短期間で独立起業する文化があるからだ。
そういう感じだったから 著者はリクルート 在籍中にも会社を作ったし その後に起業した本人としては起業したかったわけでもないし 社長とかリーダーになるタイプではないという自覚があるけれど ある意味では周りの常識になんとなく合わせただけで起業しちゃった。
起業したら周りが起業家や投資家ばかりなので それが当たり前になります。そうすると行動も起業家っぽくなるわけです。
今では自分自身がすごく 企業家っぽい振る舞いをしているという自覚があるけれど
これは自身の性質でも正確でもなく流されやすく 影響されやすく 人と違うことをする勇気がない 著者 自身が周りの影響を受けただけ。
つまり 自分の物語の登場人物を変えるだけで自分を変えることができる。
それが一番楽で効果が高い方法だと思う。
自分の内面や意識、覚悟をどうこうするより そういう環境にいった方が楽なのです。
環境において大切なのは応援してくれる人を増やすということ。
人は 応援されないと なかなか 頑張り続けられません。
前提として応援してくれる人を探そうとすると親しい人や近くにいる人に応援してもらうとするのですが
これこれよりも自分は全く知らない新しい人と出会ってその人に応援してもらうことが重要。
そのための方法として SNS で自分とあう人を探すことがやりやすい。
SNS でのファンの増やし方
情報発信を3つに分ける
1情報
みんなが知らなかった新しいもの
内容 そのものに価値があり 誰が言ってるかなどはあまり関係がないもの。
情報発信はここに力を入れる
みんなが知りたくて みんなが知らないもの
フォロワー1万人くらいまでは ここを頑張る。
次に2を展開していきフォロワー10万人くらいから3を入れていくと良い。
2意見
何かの事象について自分の意見を述べる
みんなが知りたくて みんなが知っているもの
実は ここがポイント
最新の情報、違う言語でしか ネット上にない 情報、現場感のある情報 具体的には 足を使って得たもの、複雑性が高いもの わかりやすく解説。
とにかく自分にあった自分が発信できる さらにインターネット上にあまりない 有益な情報を積極的に発信していくと良い。
大事なのはどういう投稿したか という企画やアイディア より
どういう投稿がいいのかという仮説を立ててそれを実行した後にデータを見ながら
何が良かったのかのチェックをすること。
自分でツイート投稿のカテゴリを作って スプレッドシートなどで管理をする
それをやり続けて 精度を上げていくと それは自分のうちに行くになっていく。
3日記
自分の日常の共有
xの細かい テクニック
1いいねをしよう
自分に言及してくれた人にはいいねをしまくりましょう。
2批判は無視
3人の批判はしない
小説や漫画などの物語では主人公がいろいろな挑戦をして失敗したり成功したりしながら成長していくのが王道です
それと同じように物語的に自分の人生を客観視してみて 読者目線で面白いと思えるように生きていくというやり方がおすすめです
自分を客観視して物語だったらどうなると盛り上がるかを考えるのが有効
そうすると人生で挑戦する回数が増えてチャンスが増えていきます
これを 著者は物語を転がすと表現している
人生における名場面の設定方法
1定性的なものにする
2わくわくする形で書く
3自分が記憶しやすくスラスラ言えるものにする
キャラクターを設定すること、そのキャラになりきることよりも、そのキャラが生きる 物語として捉えるのが重要。
だから 本書のタイトルもキャラクター思考ではなく物語思考としてある。
自分の過去 やってきたことからこれからの人生を考えるのではなく
なりたい 未来像を考えてそこから逆算して自分が今やることを考える方が良い