あらすじ
ゲイであることを必死に抑え込んで生きてきた新人サラリーマンの柴村。憧れているのは会社の出世頭である上司の丸山課長だ。スマートで仕事ができて格好いい大人の男。そんな完璧な丸山が夜の公園で行きずりの男とセックスしている場面を目撃してしまう。お互いゲイであることがわかり付き合うことになるが、逢瀬を重ねるごとに会社での丸山と違う顔を見せるようになる。人前でいたずらされ、冷たい言葉に辱められ、乱暴なセックスを要求され…。柴村の歪んだ顔を望む丸山に、心は乱されてしまい――。
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作家さん買い
これは、大人の話、、。すごい。
これはある程度大人にならないと、というか感情の経験がないと本当にはわからないかも。そのくらい深くて素晴らしい。
二作品入ってるけどどちらも良いし、巻末書き下ろしの柴村のセリフには震えた…
すごく良い一冊です。
久しぶり
に読み返したけど、切ないなかにすっごい幸せが詰まってるストーリーだな。
物語自体はこれからってとこで終わるけど2カップルともその先にある幸せが見えます。
薄暗くて良い
初読みの作家さんです。丸山課長のキャラデザインがすごく好きで、特に目の表情の薄暗さに魅かれました。他のレビューと同様、ラスト頁の柴山くんの決意にグッときます。グッとこさせるストーリー運び、上手いですね。
かなり危ない話かと
表紙の不穏な雰囲気から、買うのを何度も考えて、セール時に思い切って購入。そしたら大正解。
表題作1作ほかもう1作収録。
表題作は、”陰”をに持つ男の、哀愁が切ない。
匿名
昏さと不器用さ
初読みの作者さまでした。
内に昏い思いを秘めたキャラクターを描くのが上手な方ですね。
色んな意味で欲しがられてる事に喜びと苦さを併せ持ってる上司。その上司に憧れてた部下はずっと悩みを抱え込んでいた。
苦さも含めて何もかも一緒に受け止めてくれるお互いに出会えてよかった。
もう一つのお話は、ゆっくりゆっくり距離をつめ、これから新しい時間(とき)が始まってゆくのを予感させてくれる。
イタリア人の彼、不器用でそこがまたいいなー。
よかった
安くなっていたので購入
中々良かったです
過去にトラウマがある攻め上司とゲイへの自覚がイマイチはっきり持てなかった攻めがある夜をきっかけに付き合うことに
攻めは酷いことして離れていかないかを試して愛情を測ろうとしてる
受けが優しく包み込んこんでくれて良かった
いい話描くなあ
表題作ほか1編。大島先生はストーリー運びがとてもうまい。大好きなリーマンもので、しかも過去が暗くて重くていい。わざと嫌われようとしていると思いきや、全然違った。
2作目も人種差別的なお話なんだけれど、すごくいい。できれば1冊ずつで読みたかった。
好きだなあ先生の作品
課長×部下とイタリア人×日本人の2本立て。
どちらも続きがあれば是非読みたくなる話だった!
とはいえ、この一冊の中で物語として綺麗に収まってるので短編集など複数話収録作品に特有の物足りなさは全く無いです。
2カップルとも暖かな日向で微笑む日があるといいなぁ…と想いを巡らせたくなる余韻に浸らせてくれるので買ってよかった。
表紙と合ってる!
表紙通り、ちょっとやばそうな攻めの話でした。大島かもめさんの描く影がある話の雰囲気好きなんですよね‥。なかなか奥深い作品でした。個人的に2つ目のお話もすごく良かった!!むしろそっちの方が続き気になるな。
上司×部下、執着攻、健気受と好きな要素が全部詰まってる作品でした。しっとり終わる雰囲気で読み終わった後に出会えて良かったと感動しました。攻は執着系、病み系ですが、ハードな感じではないので読みやすかったです。表題作がストライクすぎて、同時収録の作品が楽しく読めるか心配でしたが、こちらも素敵でした。
悩んだのですが皆様のレビューを読んで購入しました。愛されたい人、愛されてきた人。課長の気持ちも芝村の気持ちも理解できます。芝村の愛に包まれてよかった。イタリアで異文化の中ならそうなんだろうなという想像もできます。おしゃれなストーリーでした。どちらも面白かったです。
ちょっと重いかと思ったけど
タイトルと表紙のイメージ通りちょっと重めでしたが、ハッピーエンドだし他にももう1作品入っていて、そちらがわりと明るめだったのでちょっと救われたかな
タイトルの作品は幼少の時のトラウマから、自分に好意を向けてくれる人が嫌がる行為をしても側に居続けてくれるか試す男の話で、一種の自傷行為のようでちょっと胸が痛くなります
もう一つは、ホームステイ先のホストファミリーと留学生の話で、人種で一括りにまとめられてしまう苦悩とか葛藤が描かれていて、なかなか気付かされる作品でした
2つとも。。。
良かったですが、2つ目のイタリア人×日本人の国際カプのお話の方が好きだった。
ああゆう終わりかたが憎くて好きw勿論、物足りなさもあるから欲を言えば、おまけページとかでその後の二人を少しでもだしてほしかったけども。。
暗い
陰だ!ほんとに。なかなか溶けきらない薄氷のよう。でも一生懸命なのがわかる。
ほっとけないだろう日向としては。
うんうん。
もう一つの話しの方が好みでしたが
今の大島かもめ先生より少し 哀愁がある感じ。
なるほど
大人のお話です。
愛されたい欲望、捨てられるのではという不安、過去の辛い経験から相手を試すような付き合いをしてしまう攻め。
そんな彼を包み込む度量を持った受け。
なんかね、とてもギュッと心をつかまれる話になりそうなんですよ。でも、始まったばかりのところで終わってるからー、それが残念!
もう一つの作品も、この続きが見たいよーという終わり方で。
なんとかして、続編でないかな。
作者買い
課長の表情が時々こわい!笑
この作者さんの作品は大体過去に辛いことがあって、それが今に影響している…というエピソードが入っているけど、課長の過去はなかなか辛そうだった…
イタリアの話をもう少し読みたかったな。
Posted by ブクログ
▼あらすじ
ゲイであることを必死に抑え込んで生きてきた新人サラリーマンの柴村。
憧れているのは会社の出世頭である上司の丸山課長だ。
スマートで仕事ができて格好いい大人の男。
そんな完璧な丸山が夜の公園で行きずりの男とセックスしている場面を目撃してしまう。
お互いゲイであることがわかり付き合うことになるが、逢瀬を重ねるごとに会社での丸山と違う顔を見せるようになる。
人前でいたずらされ、冷たい言葉に辱められ、乱暴なセックスを要求され…。
柴村の歪んだ顔を望む丸山に、心は乱されてしまい――。
***
大島かもめ先生の作品を読むのは、『仕立て屋と坊ちゃん』と『恋ときどき、焼きサバ定食』に続いてこれで三冊目ですが、今回も楽しく読む事が出来ました。
表題作の他に『街角のプロローグ』というお話と描き下ろしが収録されており、仄暗いテイストの表題作とは対照的に街角〜の方は明るいテイストのお話になっております。
この作品を読んで確信したのですが、大島先生の作品はどれもストーリーの流れが自然で起承転結がしっかりしている為、安定した面白さがありますね。
因みに今回、読んでみて個人的に好みだと思ったのは街角〜の方です。
表題作は攻めが闇を抱えているキャラなだけあってなかなかテンションが上がらず、あまあま好きの自分としては最後の方でもう少しラブないし攻めのデレないしが見られたら良かったのになあと少し残念に思いました。(お話自体は面白かったです!)
一方、街角〜の方は心があったかくなるような胸キュンストーリーで、イタリアが舞台なだけあって雰囲気もお洒落でしたし、ラストの終わり方も非常に良く、純粋に続きが読みたいな…と思える内容でした。
表題作が仄暗いから余計、素敵に感じたんですかね(笑)
とはいえ、どちらもしっかりハッピーエンドなので読後感が悪いという事はありません。
絵も上手ですし、仄暗いお話が好きという方は勿論、エロよりもストーリーを楽しみたいという方でもバッチリ楽しめる作品だと思うので、表紙買いしても損はないかと思います☆
大島先生の次回作にも期待大です!(^^)
Posted by ブクログ
二話収録なんだけど、どっちも続きが読みたーい! …と、ジタバタしたくなる作品。表題作、課長のヤンデレ具合は想像どおり。けど、なんとなく、下克上、というか、リバの予気配が漂っているのがニクい。イタリアのお話は、イタリア人らしからぬ(?)ロベルトとユースケが、少しずつ親しくなっていく様子が印象的。だからこそ、ユースケがイタリアに戻ったその後が気になるんですよ! …まあ、これで完結でも、余韻を残していていいんですけどね……ええ……。
他の方のレビューを見て気になって購入。誰しもが持っていると思う欲求。大人になるとバランスを測り、自分自身にも顔を背けることもある。
荒む気持ち、救われたい気持ち共感できるお話しでしたが、もう少しエッチなシーンに熱があったらよかった。