夢なんか語らない人日記

趣味とか自分語りとかしていきます。

陰キャに自衛隊は向いていないのか?

はじめに

陰キャ自衛隊は向いているのか?気になる人もいるだろう。私も一般幹部候補生の合格発表の後、何度も調べたが、求めていた情報は得られなかった。
そう何を隠そう私は陰キャである!それもこの世に生を受けてから20数年、陰キャを極めてきた陰キャの中の陰キャなのである!
今回は、私の独断と偏見で、陰キャ自衛隊は向いているのか話していこうと思う。
私は一般幹部候補生課程しか経験していないため、一般曹候補生自衛官候補生については分からないのでご了承ください。

早くも結論

長々と書くのもあれなので結論から言うと、私には向いていないと思った。
やっぱり大多数は運動部経験者だから体育会系のノリである。体育会系のノリに慣れない私がその環境に適応するのは並大抵のことではない。
体育会系の人たちと関わってこなかったため、テストステロン高めな人や筋肉質な人を見ると尻込みしてしまい話しかけることも難しい。
中には入隊時陰キャだったものの、訓練や体育会系の人たちとのコミュニケーションの中で覚醒したメガネくんもいたので、人というものは分からない。そのメガネくんについては別の記事で紹介しようと思う。

私について

小中高と男子校で過ごす。そのため女子と話したことはありませんでした。
色んな人から「ちょっと変わっているね」と言われますが自分はどこが変わっているのか分かりません。
仲のいい人や気の合う人とは喋れますが、自分とタイプが違うなと思った人に話しかけにいくのは苦手です。
趣味は日本庭園造り、旅行、寺社仏閣巡り、木工、読書、資格取得などたくさんあります。

小学生〜中学生

小学校、中学校では、いつも教室のすみっこで本を読んでいるような子でした。見かねた先生が「向こうでみんなドッチボールしてるよ、先生が仲間に入れてって頼んでこよっか?」と話しかけてくることもありましたが、いつも断っていました。

高校生

高校生になって生まれて初めて友達ができ、その友達の誘いで美術部に入部しました。
美術部では、気の合う友人が多くできてとても充実しており、毎日夜遅くまで作品制作に打ち込んでいました。私は立体作品を専門で制作しており、美術展では数多くの優秀賞や最優秀賞を獲得しています。針金を使った作品が得意です。
部活では明るく話していましたが、クラスでは孤立していました。文化祭ではクラスの出し物に参加せず、ずっと部活の出し物の準備をしていました。
高校3年生、楽しい日々は一瞬で過ぎ去り、受験勉強が本格的に始まります。1、2年生と1分も勉強せず、授業中も枕を持ち込んで寝ていたくらいですから、過去問を見ても1問も分かりません。なので私の受験勉強は因数分解から始まりました。途中何度も誘惑に負けながらも勉強を続け、なんとか国公立の大学に滑り込みました。

大学生

私の所属していた学科は陰キャ率高めでした。さらに女子の割合も極端に少ないため、所属していたサークル、ゼミともに男しかいません。唯一アルバイトでは看護学科の女子学生がいましたが、話しかけられた際、「くぁwせdrftgyふじこlp」みたいな返答をしてドン引きされて以来、業務連絡以外で一度も話しかけられませんでした笑笑
仲良しグループもみんな男で、2chや野獣先輩とかの話で盛り上がっていました笑笑 今でも仲良しで年1のペースで飲みに行ってます。

まとめ

陰キャ自衛隊は向いているのか?私には判断できない。ただ私は退職を決意するくらい向いていなかった。ただし、同じ区隊のメガネくんみたいに覚醒して自衛隊に適応する人もいるため分からない。

質問等あれば気軽にコメントください!ここまで読んでくださりありがとうございました!

陸上自衛隊幹部候補生学校の恋人がいる人の割合について

「なんか自衛隊って陽キャなイメージがある」多くの方がそんなイメージを抱いているかと思われます。私もそうでした。

今回は陸上自衛隊幹部候補生学校の彼女がいる人の割合についてお話します。

データは1コ区隊の男性候補生29名と少ないですが、参考になるはずです。おそらく全体的にこの割合になるかと思われます。

私の区隊には"私を含めて"3名の恋人がいない候補生がいました!

教官が「お前たち結婚してる人とか彼女はいるのか?」と聞いた時、"私を含めて"3人以外は全員手を挙げていたのと、彼女がいない人は自分から公言していたので、この数字は信頼できるかと思います。

これを計算すると...

3÷29=0.1034.....

なんと!四捨五入して約10%しかいません!

みなさんはどう思いますか?私は少な過ぎると思いました。

同じ区隊の同期と飲みに行った際、自分以外の同期にはみんな彼女がいましたが、私は生まれてこのかた一度も彼女ができたことはないので恋バナに入れません笑 微笑みながらうんうんと、首を縦に振っているだけです笑笑

「彼女いるの?」って聞かれた時は素直に「いやぁ生まれてから一度も恋愛経験はありませんねぇ〜笑」なんて返していていました。

なんせ小中高と男子校で育ったものですから、逆に彼女がいる人の方が珍しいくらいです。大学も女性の割合は少なく、男のみのサークル、男だけのゼミでしたから当然一度も話すことなく社会人になりました。

でも安心してください!彼女がいない人の割合が少なくても、決して差別されることはありません。幹部候補生学校に来る人たちは、彼女がいないことを理由にからかったりなんてしません。

恋愛経験ZEROを隠さなかった私ですが、同期がおしゃれな服を選んでくれたり、マッチングアプリの使い方などを教えてくれたりと手厚くサポートしてくれました。

最後になりますが私から一言....

「恋人がいないことは恥ずかしいことなんかじゃない!」

以上、状況終了!

ブログ方針の転換

3日ほど前に「自衛隊やめる日記⑤」を投稿しました。しかし!更新したものの閲覧数が増えません(泣)

どうしてこうなったのか私なりに分析してみたところ、自分のブログがあまり面白くないのではないか?という単純な結論に辿り着きました。

これまで書いてきた記事は陸上自衛隊幹部候補生学校の生活についてです。自衛隊がキツいことは多くの方がご存知かと思われますが、私は自分が体験してみて「キツかった」「辛かった」ことを書き連ねるばかりです。そりゃあ読む前から結論が見えるブログなんて面白いはずはありません。

どうするのか?今後はキツい辛い以外の自衛隊に関する記事を書いていきます!キツいとか辛いとかはテレビの自衛隊特集で、分かりやすく写してくれていますので、私は私なりの記事を書いていきますね!

あと自衛隊以外の記事も書いていきますので今後ともよろしくお願いします。

 

自衛隊やめる日記⑤

【行軍編その1】

行軍は1列で歩いていく。数百人の候補生の列だからめちゃくちゃ長い。

「あっやっべ.....」

歩き始めて10分、早くも肩が悲鳴をあげやがった。

自衛隊の背嚢(デカいリュック)は登山のリュックと同じように、腰ベルト、胸のベルト、肩ベルトを調節できる。

圧迫してる胸ベルトを外し、肩ベルトを緩める。こうすることで腰に負担を逃がして肩の痛みを多少軽減できる。

しかし、それも焼け石に水だ。すぐにまた肩が痛くなる。

肩が痛くなったら、肩ベルトを緩める。また締める、緩める。延々とそんなことを繰り返しながら歩く。

「停止◯分前」

これを聞く時ほど嬉しいことは行軍中にない。そう!これは「もうすぐ休憩ダヨ!」って意味!

この合図の後、銃のパーツや水筒などの装備品を落としていないか点検する。

そして異常がなければ、伝言ゲームの要領で「異常なし」と前に伝達していく。

「停止」の合図がかかると、待ちに待った背嚢を下ろして10分ほどの休憩だ!

この休憩間で、半長靴(自衛隊が使っている革製のブーツ)を片足ずつ脱いで足を乾かしたり、水分や塩分補給をしたりする。

しかし!私は少しでも長く休みたいので、半長靴を脱がず、背嚢を下ろしてすぐ地面に座ってボーっとしていた。これが後に仇となるとはまだ知らずに笑

休憩は10分間だが、実質7分間しかない。背嚢を背負い調節するのに約1分、立ったまま出発を待つのが2分というわけだ。

背嚢を背負うのが早い人はギリギリでも問題ないが、私は腰ベルトや肩ベルトを細かく調整したいので3分前には背負い始めることにしていた。

「前進開始」の合図で再び歩き始める。

行軍のルートは街灯もない漆黒の山道を進む。危険な箇所では幹部候補生学校の指導部が誘導灯で知らせてくれる。

候補生のかぶっている鉄帽(ヘルメット)の後ろには蓄光テープが貼り付けてある。黄緑色に光るテープが暗闇に浮かび蛍みたいだ。

 


                   つづく

 

 

 

自衛隊やめる日記④

藤山武装障害走というクソダルイベントが終わった。

しかし!一息つける余裕なんて無い。そう!地獄の50km行軍が控えているのだ!

前日の夕方から始まり、次の日の昼まで夜通し歩き続ける。

しかも!そのルートは全て急な山道!このルートを選定したやつに人の心はあるんか?と思いたくなる(笑)

しかし文句を言っていても始まらない。私は背嚢(*1)に迷彩服やらパンツやら水分やらを入れていった。

自衛隊や登山を経験した人ならば分かるだろうが荷造りをするとき、重いものはできるだけ上にかつ背中側にくるようにするなどの工夫により、多少は苦痛を軽減できる。

私は苦痛を軽減するため、荷造りにこだわりまくった。幸い今日は夕方の行軍まで割と自由時間がある。

行軍で1番辛いのはもちろん歩いている時であるが、始まる前というのもなかなかに苦痛である。

むしろ早く始めて早く終わった方がマシだなとも思っていた。

行軍が始まる3時間前、今日は寝れないから仮眠を取るようにと区隊長に言われた。

もちろん緊張して眠れる訳がない(笑)だから私は、資格試験の勉強をすることにした。

自作した語呂合わせノートをひたすら周回する。行軍中に思い出すことでアウトプットできるから、勉強もできるし苦痛から意識を逸らすこともできるから一石二鳥だ!

1時間半ほど勉強してると、今度は背嚢の調整をすることにした。

これで本当に大丈夫か?ベルトの長さは合っているのか?こだわり始めるとキリがない。

時計を見ると刻一刻と、時間が迫って来る。心臓の鼓動は早くはないが1回1回力強く動いている。

「あと○分だ....」

時計を見るたびに、心の中でそう呟いてしまう...

次回!地獄の行軍編!

               

                   つづく

 

【用語解説】

(*1)背嚢

自衛隊が使っている迷彩柄の大きなリュックサックのこと。

 

 

自衛隊やめる日記③

藤山武装障害走が終わり、幹部候補生学校に帰って来た。時刻は13時過ぎ、もう隊員食堂は閉まっているから携行食だと区隊長は言った。

 

みんな汗でびしょ濡れのため、順番にシャワーを浴びること、昼食をとること、そして89式小銃の整備を行うように指示を出す。

 

「これで一息つける」

渡された携行食を食べる。化学調味料で味付けされたハンバーグは不味い、それに加えてソースが無駄に甘ったるい。

 

あまり美味しくない携行食を食べていると、小隊長の私に報告が入る。

 

「○○候補生が銃のパーツを紛失した」

「間違えて別の区隊の人の銃を持ってきてしまった」

 

立て続けに予想外の事態が発生する。

 

「銃はどこまで整備すればいいの?」

「武器格納の時って着替えた方がいい?」

 

「銃の整備は、格納まで時間がないから表面だけするように」

「汗で濡れているため、武器格納の時は新しく戦闘服に着替えるように」

そう指示したにも関わらず、低レベルな質問責めに遭う。8人くらいが同じような質問をしてきた。

 

「体調不良者の健康状態を再度掌握して報告するように」

区隊長からも電話連絡が来る。

 

次から次へとやることが舞い込んでくる。イライラしながらそれらの対処にあたった。

 

結局、無くなった銃のパーツは銃の奥にパーツが入り込んでいただけであり、別の区隊の候補生の銃を持ってきたというのは、ただの勘違いだった。

 

たった数分の内に、これほどまでに振り回されるのはもうごめんだと思う。

 

とても疲れたが、藤山武装障害走は合格していたため嬉しかった。

 

なぜなら隠れて資格勉強をしている私にとって、再検定とそのための錬成の時間は無駄以外の何物でもない。その心配が無くなったことが素直に嬉しかった。

                   

                   つづく

 

 

 

 

 

 

 

自衛隊やめる日記②

「辞めたいな」

いつしかそれが口癖になった。もちろん同期には言っていないが、トイレの個室で科目の休憩時間で、いつもそう呟いていた気がする。

言葉というものは不思議なもので、「辞めたい」なんて言っていると、より辞めたくなるような状況を呼び込んでくるのだ....

そう、私はイレギュラーなイベント「藤山武装障害走(*1)」がある週の後半に、小隊長(*2)をやることになってしまったのだ!

幹部候補生学校の1日は、だいたい午前中が座学、午後は体を動かす系の科目である。

多くの候補生は、このような普通の週に小隊長をやるのでだいたい何が起こるかも予想できる。そのため、どんな指示を出すかなど予定を組みやすい。

しかし、イレギュラーなイベントがあると予想外の出来事が発生する。もちろん対策はするのだが、それでも予想外の事態は起きてしまうものだった。

藤山武装障害走の当日、久留米市の地獄のような暑さが候補生たちに襲いかかる。

そんな日に走るもんだから、熱中症や脱水症状になる候補生が続出する(もちろん学校側も十分な安全対策は講じてある)。

この事態は予想できていたため、救護所へ行き、同じ区隊の候補生の健康状態を掌握して区隊長に報告した。

「イレギュラーな時に小隊長なったけど、何とか対応できてる!」
心の中で自分を褒めた。候補生全員が走り終わり帰る準備が始まる。

「短間隔!4列縦隊集まれ!」
区隊の候補生に指示を出して整列させ、区隊長を先頭に1列縦隊で幹部候補生学校まで歩いて帰る。

「これで一安心」
そう思っている私を不測事態の嵐が襲うのであった.....

つづく


【用語解説】
(*1)藤山武装障害走
幹部候補生学校の伝統行事。やべぇ〜山道に、アスレチック的なものがいくつも設置されていて、それを乗り越えてゴールを目指す。目標タイムが決められており、それにクリアできないと卒業間際までやらされる。ネットやyoutubeで「藤山武装障害走」と調べると出てくるので是非(笑)

(*2)小隊長
小中高で言うところの学級委員長みたいなポジション。交代制で半週ごとに変わる。これに当たると本当に面倒くさい笑