この種の,サスペンス・アクションもので見直しても2回とも寝てしまうて,なぜだかなあ。
特徴1 日本語多用で指導が結構しっかりしている。
ソル・ギョングの村山さん,とイ・ハニの朴は日本語頑張りました。あとはパク・ソダムの瑠璃子さん,あのパクソダムは以前と見違えるほどだし,朝鮮人の設定だから,これくらいは大目に見ないとね。パク・ヘス演じる高原隊長他多くの人は日本人役,頑張ったけどまだまだかな。
と,それは褒めていいんだけど,日本語と朝鮮語の使用場面がどうだかなあ。ソウルは一貫してソウルで宛て漢字が漢城から京城に変わっただけなので,普通にソウルということも「けいじょう」ということもあった。反対に朝鮮名でも,パク・ジャギョンて,それだけでスパイ丸わかりですやん。朴〇英だと思うんだけど,チャて車しか知らないから,誰か解明してくれないかな。原作ごとおかしいんだろうけど。制作陣の方でちゃんと「ぼく しえい」(漢字わからないので仮ですが)とか直してほしかったですね。
特徴2 お決まりのファンタジー設定
韓国人にとっては,テロ集団とは言えこれくらい根性のあった祖先の皆さんがいてほしいんだろうなあ。1933年に,コミンフォルムとは無縁の民族主義暗殺団がいた設定。
日本共産党はこの頃警察のスパイMの潜入によって壊滅させられ,内地の朝鮮人の党員・同調者は次々摘発されて,それはそれは激しい拷問にかけられていたが。
朝鮮では,15年前の激しい武力抵抗運動は徹底して弾圧されてしまい(この1910年代末の闘争はもっと宣伝していいのに,建前上韓国政府と無縁ということになってるので,しないんだよね),その後,流れを汲む各民族派は海外や満州国境地帯,日本内地にいるんだよね。(韓国の公式見解では,上海に組織があって,韓国に続く李承晩あげのフィクションになっている)。こういうのが気にならない人はスパイサスペンスものとしてのできだけ「暗殺」「毒戦」と比較して評価するんだろうけど。
細かい設定で言うと,洋館に監禁でも,あんなに高い建物なら自殺されてしまうから,2階建てでまわりが演習地とかの軍用地になってる兵隊集めて警備しやすいところ選びますね。