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ヴェロニクと怠慢な生徒のKのレビュー・感想・評価

ヴェロニクと怠慢な生徒(1958年製作の映画)
3.5
『愛の昼下がり』のDVD買ったら同時収録されてた!ラッキー!

それなりに裕福そうな家庭の男児と、その親から厳しく指導してくれと頼まれた家庭教師の女性との一幕。

おバカなようで本質を突いてくる子供と、あくまで仕事としての教師である家庭教師との滑稽なやり取り。教育に対してのややシニカルな視点が感じられる。

あの子も勉強が分からなくても先生が何を考えているかはなんとなく分かっているし、先生も勉強は教えられても本質的な質問に言葉が詰まるのをもどかしく思っている。

大人と子供の違いなんて、やりたくないことをする時間を、見えるようにサボるか見えないようにサボるかの違いでしか無いのかもしれない。
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