けんけん3号

グッバイガールのけんけん3号のレビュー・感想・評価

グッバイガール(1977年製作の映画)
3.6
先日レビューを見かけ、それきっかけで再鑑賞。洒落てるというか、軽妙というか、なんとも大人なコメディ会話劇。ひょんなことから同居することになった男女が恋に落ちる王道のストーリー。のっけからエリオットのルーティンが笑える。素っ裸で眠ったり、眠れない時のギター、朝の唱経などなど。御香なのに、ルーシーの「苺が燃えてる!」には笑った。こういう会話がいちいち粋。その中でもポーラのセリフ!「いい映画でスターになって、できたらアカデミー賞も取ってね」劇中にこんなことを言ってたら、本作で、リチャード・ドレイファスが本当に主演男優賞を獲っちゃうなんて!まさにミラクル!あと、ルーシーがかなり効いている。外人の子供は自分をしっかり持っていることに感心するが、ルーシーは特に大人びている。それが小憎たらしくないからいいんだよね〜。1977年の作品だから多少の古さはあるが、いつの時代でも変わらない題材。今観ても充分楽しめるし、美男美女じゃないから親近感がある。主題歌も良かったな~。