元自民党政調会長にして派閥の領袖も務め、政界の裏も表も知り尽くす重鎮・亀井静香氏。彼が「将来の総理候補」と目をかけてきたのが国民民主党代表の玉木雄一郎氏だ。ところが、ここに来て不倫問題が明るみになり、玉木氏は役職停止に追い込まれてしまった。このままではいかん! 亀井氏がその根性を叩き直す。
かめい・しずか/'36年、広島県生まれ。民間企業、警察庁を経て'79年、広島6区から初当選。運輸大臣、建設大臣、自民党政調会長などを歴任した
たまき・ゆういちろう/'69年、香川県生まれ。国民民主党代表。財務省を経て'09年、香川2区から初当選。希望の党代表、旧国民民主党代表などを歴任した
このままでは「流れ星」になってしまうぞ!
玉木:このたびはお騒がせして申し訳ありません。
亀井:お前はちょっとバカじゃのう。なぜ浮気くらいのことで、記者会見を開いたんだ。政治家はいろんな人と交際するもんだよ。玉木くんは将来の日本を背負っていける数少ない「希望の星」だと思っていたんだけどね。
しかし浮気したくらいで役職停止をくらって燻っていては、そのまま消えて「流れ星」になってしまうぞ。
玉木:不甲斐ない話で申し訳ないです。
喝を入れる亀井氏
亀井:記者会見は非常にガッカリした。君は奥さんのことを引き合いに出して、「一番近くにいる人を守れない人は国を守れない」なんて言っていたけれど、それは相手の女性に対して大変失礼なことなんだよ。「あなたを愛してません」と言ってるのと同じじゃないか。相手の女性にとっては辛いことだぞ。お詫びにいけよ。ひょっとしたらその彼女は自殺するかもしれないぞ。
玉木:ケアはしてますので……。