28歳(2億円詐欺で逮捕)「ヒルズ族社長」に群れた東国原、義家…の責任
「秋田社長は会社名義で六本木ヒルズに部屋を借り、マイバッハなどの超高級車数台を乗り回していました。
光通信の子会社の営業マン出身で、とにかく弁が立つ。キャバクラ遊びだけでなく芸能人との会食も大好きで、格闘家も驚くほどの量の焼き肉、回転寿司、お好み焼きをペロリと平らげる。遊興費は会社から仮払金として引き出していたが、それだけでも年間数千万円にのぼった」(取引先金融機関幹部)
'09年に創業、「オール電化設備や、太陽光発電装置を訪問販売する」というアイデアで急成長した「エステート24ホールディングス」の秋田新太郎社長(28)と田中智久元執行役員(36)の二人が、決算書を偽装してみずほ銀行から2億円を詐取したとして、10月19日大阪府警に逮捕された。ほかにも多額の融資を詐取された金融機関があるという。
同社は〈頭金0円、月額7251円からの太陽光発電!〉などとうたい、日経新聞に全面広告を出したり、ホームページ上で多くの政治家、スポーツ選手との交際を誇示していた。
「秋田社長はデジコムという住宅機器販売会社に勤めていたときに、田中容疑者と知り合った。
田中容疑者はデジコム時代の'08年、契約書を偽造するなどの手口で銀行から5000万円を詐取し、逮捕されたことがあります。エステート24には、このデジコムの〝残党〟が大量に入り込んでいた。田中容疑者も『田中隆志』と名前を変え、財務担当としてエステート24に入社。実質的に秋田社長の指南役を務めていたとみられています。デジコムは暴力団捜査を担当する大阪府警捜査4課によって摘発されていますが、多額の資金が暴力団関係者にわたっていた可能性が高い」(在阪社会部記者)
今回のエステート24でも、暴力団関係者との交際が噂されている。
「秋田社長は、デジコム時代に暴力団と接触があったことは認めていますが、『脅されて言うことを聞かされただけ』と言い訳していた」(在阪ジャーナリスト)
この企業と親密な関係にあったのが、日本維新の会の東国原英夫・衆議院議員である。今年4月14日には同社の新入社員向け講演を行い、7月、10月にも秋田社長とのトークショーを行っている。しかし、一部の業界誌ではすでに同社の資金繰りに不透明な部分があることが報じられていた。東国原事務所は、
「雑誌『経済界』編集長を通じ、講演の依頼が来たことがきっかけです。個人的なお付き合いはありません。講演料は通常の範囲内で、政治献金はありません」