月が地球の影に隠れて欠ける「部分月食」が、6月4日(月)の夜に全国で観測できます。地球が太陽の光を完全にさえぎる「本影」の月食(本影食)を見られるのは、2012年では今回だけとのことです。
▽ http://tenki.jp/forecaster/diary/detail-4723.html
▽ 【特集】2012年6月4日 部分月食
月食は、満月のときに太陽・地球・月が一直線に並び、地球が月に対して太陽の光を遮断する場合に起こる現象です。今回は、月が本影の一部に入り込む部分月食を観測できます。月の直径に本影が入り込む割合を示す「最大の食分」は4割弱だそうです。
天文情報サイト「アストロアーツ」および気象情報ポータルサイト「tenki.jp」によると、月の欠け始めは午後6時59分ごろ、食の最大は午後8時3分ごろ、食の終わりは午後9時7分ごろとのこと。東日本では部分月食の経過を最初から最後まで観測でき、近畿から西ではすでに月が欠け始めた状態で東の空から現れます。観測できる方角は南東です。今回の部分月食は低空で見えるため、南東の空が開けている場所での観察がポイントだそうです。