皆さんは、普段何気なく使っている「比喩」って言葉、好きですか?
「この会議、まるで砂漠を歩くような感じ…」とか、「あのプロジェクトは、急成長中のスタートアップみたいだ」とか。
実は、この比喩って、ものすごく強力な思考ツールなんです。それが「アナロジー思考」。
最近、細谷功さんの『アナロジー思考』っていう本を読んだんだけど、もうね、目から鱗がボロボロ落ちた感じ。
この本、難しい言葉とか小難しい理論が並んでるわけじゃなくて、日常の出来事を例に、アナロジー思考ってどんなものか、すごくわかりやすく説明してくれてるんです。
例えば、「地図を作るように考える」って話。
目的地にたどり着くために地図を作るでしょ? あれと同じように、複雑な問題も、全体を俯瞰して、構造を把握することで、解決の糸口が見つかるんだって。
また、「遠くの世界のアイデアを借りてくる」って話も面白かった。
例えば、全く別の分野のアイデアを組み合わせることで、今までなかった新しい発想が生まれるって話。
例えば、宇宙の仕組みをビジネスに当てはめるとか、生物の進化を組織論に結びつけるみたいな。
最初は「そんなことできるの?」って思ったけど、実際にいろんな事例が紹介されてて、なるほど!って納得。
この本を読むと、普段何気なく見ているもの、経験していることの中に、実はすごいヒントが隠されていることに気づくんです。
例えば、通勤電車の中で、周りの人の行動を観察するだけでも、いろんな発見があるかもしれない。
「あの人は、まるでチェスの駒のように計画的に動いているな」とか、「あの人は、まるでジャングルの動物のように環境に適応しているな」とか。
そうやって、日常の中に隠された構造やパターンを見つけ出すことで、物事をより深く理解できるようになるんです。
だから、この本は、ビジネスマンだけでなく、学生さんや、ただ単に物事をもっと深く知りたいっていう人にもおすすめ。
だって、アナロジー思考って、仕事だけでなく、人間関係や自己理解にも活かせる考え方だから。
例えば、相手の気持ちを理解するために、相手の立場に立って考えてみる。
これはまさに、相手の心を「地図」として描くようなもの。
そうすることで、より深いコミュニケーションが可能になるんです。
この本を読んだ後、僕は、以前よりも色々なことに興味を持つようになりました。
例えば、ニュースを見る時も、ただ単に情報を鵜呑みにするのではなく、「この出来事は、何に例えられるだろう?」って考えるようになったり。
会議に参加する時も、「この議題は、どんな地図で表せるだろう?」って考えたり。
そうやって、常に「アナロジー」を意識することで、物事を多角的に捉えられるようになったんです。
もしあなたが、
- 新しいアイデアが欲しい
- 物事をもっと深く理解したい
- 自分の思考力を鍛えたい
と思っているなら、この本を読んでみることをおすすめします。
きっと、あなたの人生が変わるような発見があるはずです。
記事を書いた人
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