アントン・ツァイリンガー
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Anton Zeilinger アントン・ツァイリンガー | |
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アントン・ツァイリンガー (2021) | |
生誕 |
1945年5月20日(79歳) オーストリア オーバーエスターライヒ州 |
国籍 | オーストリア |
研究機関 |
ウィーン大学 ミュンヘン工科大学 ウィーン工科大学 マサチューセッツ工科大学 コレージュ・ド・フランス |
出身校 |
ウィーン大学 ウィーン工科大学 |
博士論文 | Neutron depolarization measurements on a Dy-single crystal (1972) |
博士課程 指導学生 | 潘建偉 |
主な業績 |
量子テレポーテーション グリーンバーガー=ホーン=ツァイリンガー状態 |
主な受賞歴 |
ウルフ賞物理学部門(2010) ノーベル物理学賞(2022) |
プロジェクト:人物伝 |
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アントン・ツァイリンガー(Anton Zeilinger, 1945年5月20日 - )はオーストリアの量子物理学者・ウィーン大学の物理学教授である。量子情報の先駆者であり、光子の量子テレポーテーションの実現で知られる。
2010年にアラン・アスペ、ジョン・クラウザーとともウルフ賞物理学部門を受賞し[1]、2022年に3人はノーベル物理学賞を受賞した[2]。
経歴
[編集]1945年にオーストリアのオーバーエスターライヒ州リート・イム・インクライスに生まれた。インスブルック大学、ミュンヘン工科大学、ウィーン工科大学、マサチューセッツ工科大学、ベルリン大学、Merton College、コレージュ・ド・フランスを経て科学的業績から多くの賞を受賞したほか、中国が打ち上げた世界初の量子通信衛星「墨子号」にも協力した[3]。
ダグラス・アダムズの銀河ヒッチハイク・ガイドのファンである。
業績
[編集]- 中性子干渉計
- 量子もつれ
- 量子光学
- グリーンバーガー=ホーン=ツァイリンガー状態
受賞歴
[編集]- 2005年 ヴィルヘルム・エクスナー・メダル
- 2005年 キング・ファイサル国際賞科学部門
- 2008年 アイザック・ニュートン・メダル
- 2010年 ウルフ賞物理学部門
- 2011年 トムソン・ロイター引用栄誉賞
- 2016年 ウィリス・ラム賞
- 2022年 ノーベル物理学賞
著書
[編集]- 「量子テレポーテーションのゆくえ」田沢恭子訳、大栗博司監修、早川書房 2023 ISBN 978-4-15-210240-9
出典
[編集]- ^ “Alain Aspect” (英語). Wolf Foundation (2018年12月11日). 2022年10月4日閲覧。
- ^ “The Nobel Prize in Physics 2022” (英語). NobelPrize.org. 2022年10月4日閲覧。
- ^ “ハッカー阻止に究極の技術「量子通信」導入へ 世界初の量子実験衛星の打ち上げ成功に欧米科学者も腰を抜かした…”. 産経ニュース (2016年9月3日). 2019年6月19日閲覧。
外部リンク
[編集]- アントン・ツァイリンガーのホームページ
- アントン・ツァイリンガー - Nobelprize.org
カテゴリ:
- オーストリアの物理学者
- ノーベル物理学賞受賞者
- オーストリアのノーベル賞受賞者
- ヴィルヘルム・エクスナー・メダル受賞者
- ウルフ賞物理学部門受賞者
- クラリベイト引用栄誉賞受賞者
- ウィーン大学の教員
- インスブルック大学の教員
- ミュンヘン工科大学の教員
- ウィーン工科大学の教員
- マサチューセッツ工科大学の教員
- ドイツ連邦共和国功労勲章受章者
- プール・ル・メリット勲章平和章受章者
- フランス科学アカデミー会員
- ヨーロッパ・アカデミー会員
- 米国科学アカデミー外国人会員
- ヨーロッパ科学芸術アカデミー会員
- 国立科学アカデミー・レオポルディーナ会員
- オーストリア科学アカデミー会員
- ロシア科学アカデミー外国人会員
- 中国科学院外籍院士
- オーバーエスターライヒ州出身の人物
- ウィーン大学出身の人物
- 1945年生
- 存命人物