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中ノ口川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中ノ口川

中ノ口川水門
水系 一級水系 信濃川
種別 一級河川
延長 31.852 km
流域面積 113.7[1] km2
流域 新潟県
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地図
地図
信濃川(右)との合流部
中ノ口川を境に繰り広げられる白根大凧合戦

中ノ口川(なかのくちがわ)は、新潟県を流れる一級河川[1]。信濃川水系の分流であり、三条市尾崎で信濃川から分流し、新潟市西区善久で信濃川に合流する。中之口川と表記されることもあるが河川法上の表記は中ノ口川である。

直江兼続が河道を整備したという伝説が残っている[2]。 それによると、中ノ口川は直江兼続が信濃川の自然流路を改修し治水工事を行い、かつて直江川(なおえがわ)とも呼ばれていたと伝えられている[3]

歴史

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舟運

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江戸時代より信濃川とともに舟運が発達し、沿川の白根大野などは河岸場町として賑わった[4]。明治期に入ると川蒸気船が運行されたが、大正期の大河津分水の開通により水位が低下して航行不能となり、これに代わる形で中ノ口電気鉄道(のちの新潟交通電車線)が川に並行して作られた[5]

橋梁

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塩俵橋(2015年撮影)

下流より記載

河川施設

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信濃川・中ノ口川分流点。上は中ノ口川水門、下は蒲原大堰(2011年、国土地理院撮影)。
  • 中ノ口川水門

脚注

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注釈

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  1. ^ 橋名板には中ノ口川橋とある

出典

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  1. ^ a b 主な河川事業(中ノ口川)”. 新潟県 新潟地域振興局 地域整備部. 2019年9月15日閲覧。
  2. ^ 中ノ口川 新潟市と天地人ゆかりの地(新潟市文化観光・スポーツ部 観光政策課)(2012年4月9日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  3. ^ 新潟・新潟市 下越地方の天地人ゆかりの地(近畿日本ツーリスト) - ウェイバックマシン(2009年8月12日アーカイブ分)
  4. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)ほか『中ノ口川』 - コトバンク
  5. ^ 新潟市のあゆみ pp.28-29 (PDF) - 新潟市
  6. ^ 新潟中央環状道路中ノ口工区新しい橋の名称が決定」『市報にいがた』、新潟市、2020年7月5日、別冊1。 
  7. ^ 市報にいがた 令和3年2月7日 2736号 4面”. 新潟市 (2021年2月7日). 2021年2月7日閲覧。
  8. ^ a b 新潟市地図情報サービス にいがたeマップ”. 新潟市. 2017年11月26日閲覧。
  9. ^ 宮口松也「河川内橋脚の鋼製函体による仮締切工法 ―北陸道 中之口川橋―」『技術情報誌『EXTEC』』第83巻、EHRF 財団法人高速道路調査会、2007年12月。 
  10. ^ a b c 燕市ガイドマップ”. 燕市. 2017年11月26日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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