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奥江英幸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
奥江 英幸
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 岡山県岡山市
生年月日 (1950-08-11) 1950年8月11日(74歳)
身長
体重
179 cm
76 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 1971年 ドラフト2位
初出場 1973年7月27日
最終出場 1982年5月2日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

奥江 英幸(おくえ ひでゆき、1950年8月11日 - )は、岡山県岡山市[1]出身の元プロ野球選手投手)。

経歴

[編集]

岡山東商では、エース、四番打者として1968年全国高等学校野球選手権岡山大会決勝に進出するが、倉敷工に敗退。卒業後は日本石油に進む。河村健一郎とバッテリーを組み、1970年都市対抗で準々決勝に進むが、三菱重工神戸に敗れる[2]

1971年都市対抗でも準々決勝に進み、丸善石油門田純良愛媛相互銀行から補強)、久玉清人と投げ合うが惜敗した[2]

1971年11月にドラフト2位指名で大洋ホエールズへ入団[1]。岡山東商から大洋までの在籍先では、いずれも平松政次の後輩に当たる[3]

1974年は開幕から一軍に上がり、主に中継ぎとしてリーグ最多の51試合に登板、6勝を挙げた。

1976年には先発に回り、11勝17敗を記録。規定投球回(20位、防御率4.09)に到達し、オールスターゲームにも初出場を果たす[1]。5月には20日の中日戦(ナゴヤ球場)、24日の巨人戦(川崎球場)と2試合連続で完封勝利を挙げた。24日の勝利は4日から続いていた巨人の連勝を14でストップさせる快挙だった。

1977年オフに、渡辺秀武と共に田中由郎との交換トレードで、ロッテオリオンズへ移籍[1]

1978年は1勝と低迷する。

1979年には9勝をマーク。

1980年には自己最高の成績となる13勝8敗を記録した。

1982年を最後に引退した[1]。引退後はかつらメーカーに勤務するなどしたが、最近では古巣の横浜で野球教室などのイベントにしばしば登場している[4]

右スリークォーターから、ストレート、内角をよぎるキレのあるシュート、タイミングが合わせづらいカーブ、決め球はスライダー。一発を打たれるとカッとなるクセがある。インコースを強気に攻めるピッチングを身上としていた。

詳細情報

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年度別投手成績

[編集]




















































W
H
I
P
1973 大洋 1 0 0 0 0 0 0 -- -- ---- 5 1.0 3 2 0 0 0 1 0 0 2 2 18.00 3.00
1974 51 2 0 0 0 6 5 0 -- .545 433 100.2 89 9 46 1 6 38 2 1 46 36 3.21 1.34
1975 41 2 0 0 0 5 3 3 -- .625 368 84.0 81 13 43 1 8 47 0 0 47 45 4.82 1.48
1976 52 30 10 2 2 11 17 3 -- .393 952 220.1 225 26 87 8 12 121 1 0 111 100 4.09 1.42
1977 39 8 1 1 0 6 9 4 -- .400 394 86.0 96 14 48 5 5 50 1 1 48 47 4.92 1.67
1978 ロッテ 20 13 0 0 0 1 9 0 -- .100 370 82.2 86 5 38 0 7 48 0 0 53 41 4.45 1.50
1979 27 16 6 1 0 9 4 1 -- .692 602 133.2 138 11 74 2 9 82 2 0 75 73 4.90 1.59
1980 28 24 8 0 0 13 8 1 -- .619 767 170.1 170 26 102 3 7 85 4 0 107 98 5.19 1.60
1981 19 16 0 0 0 2 5 1 -- .286 395 89.0 87 6 49 1 6 25 1 1 48 42 4.25 1.53
1982 5 3 0 0 0 0 2 0 -- .000 68 12.1 22 3 11 0 0 7 0 0 16 12 9.00 2.68
通算:10年 283 114 25 4 2 53 62 13 -- .461 4354 980.0 997 115 498 21 60 504 11 3 553 496 4.56 1.53
  • 各年度の太字はリーグ最高

記録

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初記録
その他の記録

背番号

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  • 45 (1972年 - 1977年)
  • 14 (1978年 - 1982年)

脚注

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  1. ^ a b c d e プロ野球人名事典 2003(2003年、日外アソシエーツ)、125ページ
  2. ^ a b 「都市対抗野球大会60年史」日本野球連盟 毎日新聞社 1990年
  3. ^ “【野球】殿堂入りの2人に匹敵!「星野&平松世代」岡山ゆかりの選手たち”. デイリースポーツ. (2017年1月18日). https://www.daily.co.jp/opinion-d/2017/01/18/0009838224.shtml 2017年3月4日閲覧。 
  4. ^ 講師紹介 - 横浜DeNAベイスターズ(横浜DeNAベイスターズOB講師)、2017年3月4日閲覧

関連項目

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外部リンク

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