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Watched 13 Dec 2024
中盤までは民意の怖さみたいなものが「怪物」で、思い込みの怖さや人の視界の狭さ、見えているものの一面性を描きたいのかと思ってた(それも描きたいものの一つではあるだろうけども)。最後まで観て少年たちが感じてた抑圧や生きづらさに触れて、彼らを怪物扱いする社会がいかに怪物じみているか、っていう話だったのかと。視点を変えながら時間軸を少しずつ動かして新たな事実を出すのが上手すぎるし、その過程で知らぬ間に自分も「自分が正しい」と信じていたことに気付かされて恐ろしくなった。
舞台で感じる良さはそのまま、映画ではないとできないことがふんだんに盛り込まれていて大満足だった。2作構成でこの長さはいただけないのと、若干間延びしている部分は気になったけれど、楽曲アレンジやファンタジー世界への落とし込みが絶妙で、制作陣の本気度が感じられた。映画化してくれて本当に良かった。多分私は一生この映画を観続けていくんだろうな〜と思う。
Watched 13 Oct 2024
序盤があまりにもコメディに振っててビックリした。一方で舞台において場面の切り替えときらびやかさが巧みに再現されていたことに気づかされた。特にタンゴのところのライティングは舞台で頭を殴られたけど映画でも美しかった。サティーンの息を呑む美しさは映画に軍配が上がる。