3号の学級では、「二分の一成人式」があった。
3人目にして初めての式。式というか授業の一環で 親も参観する感じの。
みなさん、これまでの生い立ちと、面白い夢を披露してくれた。
もちろん女の子たちも。
女の子で、「お嫁さんになりたいです」「早く結婚して子供を持ちたいです」という人は、この段階では一人もいなかった。ま、そうだろうね
結婚や出産は、「目標」ではない気もする。
でも、当たり前にできるものでもないんだな…
自分もそんな(子供が欲しいとかが)夢じゃなかったけど、何もなりたいものが無くて焦ったっけ。
3号の夢は、聞いたことがない意外なものだったので、
「そんなことを考えていたんだね」と言ったら、
「先生対策」と
(本当のことを言ってはいけないタイプの先生に今年は当たってしまった)
数日後3号が、
「で、お母さんのやりたいことは何なの?」と
「うーん、1号の就職もうまくいってるし、二号も高校決まったし、みんな元気でうまくいってるしね…ないなあ」
と答えたら、
「人のことじゃなく、自分のしたいことはないの」というので、つまってしまった。
3号は、咎めたり、問い詰めたりしてるんじゃなく、
思いやりをもって、フラットな調子で、聞いてくれた。
これまで私に、あなた自体は何をしたいの?
と聞いてくれた人は(しばらく)いなかったなあ。
1号を産んでしばらくは、資格を取ってみたり、水彩を始めてみたり、いろいろやってみたんだけど、
1号の困難に対応しなければいけないことが多く、それにかこつけて、自分までちょっと手詰まってしまった。
其の1号も、職につけたし、何とか軌道に乗ってるので、
ほかの子たちが大きくなるにつけ、私をどんどん抜いていくので、ここらでそろそろ。
と思ったりもしている。
しかし、コミュニケーション能力が壊滅的なんだなあ…私。