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「109のアパレル店員時代、母子の霊をお祓いして…」話題の“ギャル霊媒師”が明かす半生

「マジでこの悪霊ヤバいんで、除霊しておきま~す!」  綺羅びやかなデコ爪の両手で柏手を打ち、斜めに時空を切る……。嘘のように相談者の顔が晴れた。ギャルで、霊媒師。まるでマンガキャラのようなスピリチュアル界隈の新アイコンの素顔に迫った――。

取材早々“能力”全開!?

エッジ1119 日焼けした小麦色の肌に明るい色の盛り髪、派手なメイクにミニスカート──。1990年代後半から’00年代、東京・渋谷には「平成ギャル」たちが闊歩していた。  “ギャル霊媒師”という聞き慣れない肩書の飯塚唯氏も、そんな一人だ。  他の追随を許さぬ圧倒的な霊視と除霊の能力を武器に、’23年11月にYouTubeチャンネルを開設すると1年足らずで登録者数が40万人を突破。大物YouTuberらと数々コラボし、3000万回以上も再生された動画も。オカルトブームをけん引する話題の霊媒師の真の姿を、ギャルの聖地・渋谷で探った。 ──やはり、渋谷はホームタウン感がありますか? 飯塚:ただいま!って言いたいところだけど……。  取材場所のこのマンション、めっちゃヤバくないですか? この部屋にはいないけど、向かいの部屋がヤバい! さっきも廊下を徘徊している男性の霊が見えたし。 ──えっ!? いきなり能力全開ですか! ちなみに、ここにいる編集者3人のうち、一番“憑いてる”人は誰ですか? 飯塚:憑いてる人はいないけど、(女性編集者を指さして)心配なのは彼女。呼吸が浅く、自律神経が乱れています。たぶん寝具が合ってないせいで睡眠がしっかりとれていないので、マットレスを替えたほうがいいですね。 エッジ1119 それと、臓器の背中側が冷えて動きが鈍くなっているので、今から気を送りますね。

曾祖母の代から続く霊媒師の家系

エッジ1119──霊視で体調までわかっちゃうんですね!? 早くも能力の片鱗を見せつけられましたが、霊媒師になったきっかけは? 飯塚:ウチはルーツが東南アジアにある霊媒師の家系で、ひいおばあちゃんが初代、おばあちゃんが2代目。霊媒師は自分の身を顧みず、命懸けで闘う覚悟が必要です。  本当は母が3代目を継ぐはずでしたが、先代の姿を間近で見て怖さを感じて辞退したんです。それで私が3代目を継ぐことになり、15歳から精神力を鍛える修行を始めました。ただ、当時は修行中の身なので、霊媒師であることは公言しなかったんです。 ──もともと、ギャルの憧れの的として有名な109のショップ店員だった、と聞きました。 飯塚:“ギャル霊媒師”と呼ばれる前から、そもそも私はギャル。  18歳のとき、ギャルの登竜門・109のアパレル店員になったんです。4人の採用枠に応募が400人の狭き門を突破するため、店のコンセプトに合わせて、真夏なのにファーのベストを着て面接を受けました(笑)  洋服の知識はゼロでしたが、ギャルはとにかく気合! 熱意だけで合格したようなものです。
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「マルキューの江原さん」として有名占い師に
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